アイドルたちの耳元 -はちみつロケット

アイドルが愛用しているイヤホンやヘッドホンを覗かせてらう連載企画「アイドルたちの耳元」。アイドルたちの音楽ライフの大切なツールを紹介するとともに、取材時に聴いていた再生履歴を覗いて、意外なソングリストも教えてもらいます。今回は7月10日に配信シングル「ザラメ・オシャベリ」「真夏ミッドナイト」をリリースしたはちみつロケットの公野舞華さんと森青葉さんです。はちみつロケットの楽曲は懐かしさも感じられる王道ド真ん中の良質な作品が特徴の6人組アイドルグループです。まだ高校3年生の2人のミュージックライフを覗かせてもらいました。

はちみつロケットの耳元

—舞華さんも青葉さんもたくさんヘッドホンやイヤホンを持ってきてくれました。どんな使いわけをしていますか？

舞華:いつも使っているのは、AVIOTのワイヤレス・イヤホンです。特に重低音の曲を聴くことが多いのでAVIOTの音質が好きです。あと耳にすごくフィットし、充電が長持ちするのも気に入ってます。ふたつのワイヤレス・イヤホンの充電がなくなったらBeatsのコード付きを使うようにしているので全部持ち歩いてます。前はグレーのものを使っていたんですが無くしちゃったんです。それを悲しんでいたらファンの方がプレゼントしてくれたんです！！

青葉：いつも使っているのは3,000円ぐらいのネックストラップ・イヤホンです。以前はお母さんからクリスマス・プレゼントで買ってもらったBeatsのカッコいいイヤホンを使っていたんですけど、多分ゴミ箱に捨てちゃったんです。2万円ぐらいしたのでお母さんに怒られて。それからは、高いイヤホン買うのはもうやめようと（笑）。でもやっぱりBeatsの音質が良かったので未練はありますねー。Beatsのヘッドホンは家で使っているんですが、中学生の時に初めて買ってもらったので、すごく思い入れがあって大切にしてます。

—2人とも大事なイヤホンを無くしてしまった悲しい経験があるんですね。

舞華：本当に悲しくて、落ち込みましたー。

青葉：無くしやすい人は、私みたいに安いイヤホンがオススメです(笑)。

—ほかのメンバーはどんなタイプを使っているんですか。

青葉：播磨さんは私が使っているBeatsのヘッドホンの赤で、颯来(そら)ちゃんはairpodと私が無くしたBeatsのネックストラップの赤を最近使ってるんです！もう見るだけで思い出しちゃいますよー。

今日はどんな音楽を聴いていました？

—今日はここに来るまで何を聴いていたのでしょう？再生履歴を見せてください。

青葉:最近は、さなりをよく聴いています。声が落ち着くんです。あとはアイドルなのにエモい曲が多い、まねきケチャさんとか。卒業しちゃったけど藤川千愛ちゃんの声が好きです。

—イタリア歌曲というのもありますね。

青葉：音楽の授業で聴いて「いいな」と思って聴いてます。合唱曲とかオペラとかも好きですねー。変わってますよね(笑)。「レ・ミゼラブル」とか「オペラ座の怪人」とか。

—舞華さんはどうですか。

舞華：シドの「アリバイ」が再ブームです。flumpoolの「君に届け」は、YouTuberの人が歌っていて「いいなー」と思ってオリジナル曲を最近よく聴いてます。アニメは見ないのですがアニソンもよく聴きます。

—結構インディーズのアーティストも多いですね。

舞華：ここにある以外にもインディーズのバンドが好きなんですけど、インディーズの曲って配信されていないアーティストもいるのでYouTubeでチェックしてます。これからのアーティストを掘るのが好きなんです。最近はMr.ふぉるてをよく聴いてます。

—音楽を聴いていると街の風景とか変わることってあると思うんですけど、ふたりはどうですか？

舞華：バス停からお家までの夜道ですかね。その時にイヤホン付けて音楽を聴くと「あっ」ってなります。本当に静かだから音もクリアに感じます。

青葉：音楽を聴きながら渋谷のスクランブル交差点を歩いていると、ちょっと自分が強くなる感じがしますね。

はちみつロケットの魅力

出典元:YouTube(はちみつロケット)

—ここからは、はちみつロケット(以下 はちロケ)の魅力についてお聞きします。4月にZEPP TOKYOのワンマンライブを初めて見ましたが、メンバー6人の個性とミュージカルを思わせるようなステージを楽しむことができました。はちロケはアイドルファンではない人が見ても楽しめるのが魅力だと思います。

舞華: ありがとうございます！はちロケはみんながお喋りなメンバーなので、MCではメンバーそれぞれの個性も楽しんでもらえるんじゃないかと思います。あとステージでも楽屋でもプライベートでも、本当に一緒なので、そんなところがファンの方から信頼されているんじゃないかなって思います。

青葉：はちロケの楽曲はすごく振り幅があるので、若い人から年配の人まで楽しめます。あとひとりひとりの声も個性的なので、聴いていても飽きさせない感じになるんじゃないかなと思います。

「真夏ミッドナイト」は公野舞華のお尻に注目！！

—新曲の「ザラメ・オシャベリ」と「真夏ミッドナイト」ですが、お二人の話にもあったはちロケの振り幅がこの2曲でよくわかる気がしますね。

青葉：「ザラメ・オシャベリ」こそ、幅広い世代の方から愛される曲じゃないかなって思います。80年代、90年代っぽいメロディなので年配の人が聴いたら懐かしい気持ちにもなってもらえるし、「ずっと仲良しでいようね」というテーマが若い人たちに共感してもらえると思います。聴けば聴くほど味わい深く感じてきました。

青葉：この曲、すごく可愛いんですよ。私は公野さんのあとに歌うことが多いんですけど、可愛い声の公野さんのあとに歌うのがキツイんです(笑)。私の声が可愛くないので。

—青葉さんの声って可愛くないんですか？

舞華:可愛くないというか、歌いあげるアーティスト系ですね。

—椎名林檎系なんですね(笑)。ライブで、今度ちゃんと聴いてみます。「真夏ミッドナイト」は大人っぽいダンサンブルな曲ですね。仮歌を聴いた時はどう思いました？

舞華：めっちゃ好みで、はちロケの中で一番好きになりそうと思いました。それが自分たちの声だと「うーん」ってなってしまいました(笑)。仮歌はボイストレーニングの先生が歌っているんですけど、ハスキーめな感じの声なので曲にあうんです。でも自分たちが歌うとどうしても幼さが残っちゃうんです。

青葉：「真夏ミッドナイト」が、はちロケにとって背伸びしたような曲なのでチャレンジなんです。

—そうすると皆さんが大人になるごとに、この曲はどんどん変化していきそうですね。

舞華：来年の夏は高校生メンバーもいなくなるので、いい感じで歌えるようになっていると思います。

—「真夏ミッドナイト」は振付も楽しみです。

青葉：7月13日からスタートする東名阪ツアーで初披露しますが、ちょっとセクシーで色っぽい感じです。そして見どころは公野のお尻です！これ書いといてください。本当にお尻がキレキレなんです(笑)。

舞華：今回のツアーは二部制なのでセットリストの感じも違うので、はちロケの曲の振り幅を感じてもらえると思います。

青葉：あと、ある曲ではいつもと違うことをします！はちロケらしく少しおちゃらけた部分も楽しんでもらえるかな。とにかく新しいエンタテインメントを表現していきたいので、どんなジャンルもいけるのがはちロケだよ！ということを感じて欲しいですね。

—東京公演が楽しみです。必ず見に行きますね。ところで、公野さんは5月からBSCラジオでレギュラーパーソナリティを担当されています。やってみてどうですか？

舞華:自分の好きな曲を選んでリスナーの皆さんに聴いてもらっているのが嬉しいです。2回目の放送からはファンの人からも「慣れてきたね」と言われたので、もっと頑張っていきたいなと思います。私はメジャーではない曲やアーティストが好きなので、話のあう人が周りにいないんです。

青葉：そういう曲やアーティストを公野が紹介して有名になったら「私が前から言ってたじゃん！」ということになるんでしょう？自慢できそう(笑)。

舞華：そうだね(笑)。7月にZepp TokyoワンマンライヴをやるHalo at 四畳半とか、2年前から好きだしなー。

—青葉さんは公式動画チャンネル「はちロケ丼」をうまく仕切っていますね。

青葉：あの番組は楽屋で話しているのとまったく同じで、みんな素なんです。次の話は誰に振ろうかなとか考えて番組を回していると楽しいですね。みんな喋れるので。

—みなさんの仲の良さも伝わってきます。

青葉：友達というより、もう家族みたいな感じですね。

〈インフォメーション〉

BSCラジオ はちみつロケットのアイドルマルシェ
放送日：毎月第4月曜日 16:00-17:00生放送中
ラジオ試聴はこちら http://bit.ly/2GK6K1L

〈プロフィール〉

2018年3月7日、1stシングルと 2ndシングルの同時発売にてメジャーデビューする。 1stシングル「はちみつロケット～黄金の七人～」はグループ名をそのままタイトルとした、まさに名刺代わりの1曲。 懐かしさも感じられる、王道のど真ん中アイドル曲で、混沌する昨今のアイドルシーンから”ロケットスタート”を切り、 オリコンウィークリーチャート9位を獲得!する。 2ndシングル「おかしなわたしとはちみつのきみ」はTVアニメ「だがしかし2」のエンディングテーマ・タイアップとしても話題に。 2018年夏には３rdシングル「花火と漫画とチョコと雨」をリリース。林田健司といしわたり淳治が手がける、 ちょっぴり背伸びしたい乙女心を描いたセツナナンバーは見事オリコンウィークリーチャート8位を獲得した。 2019年３月20日には4thシングル「忠犬ハチ公」をリリースする。前作同様いしわたり淳治が作詞で作曲・編曲はコモリタミノル。 渋谷の代名詞をモチーフに恋愛をPOPに表現した作品となりNTV「バズリズム」３月度オープニングテーマとなる。 4月6日にはグループ史上最大規模となるZepp Tokyoでのワンマンライブを開催し無事成功をおさめる。

オススメプレイリスト