Ryu Matsuyamaが100年後に残したい音楽:897Selectors#97

Ryu Matsuyamaが100年後に残したい音楽:897Selectors#97
KKBOX編集室
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アーティストたちが影響を受けてきた音楽や、100年後も誰かの心に残っていて欲しい曲をテーマにしたFMプログラム「KKBOX presents 897 selectors」(隔週木曜日20時からInter FM897でOA中/DJ:野村雅夫)。今回のセレクターは、いま注目のピアノ3ピースバンド・Ryu MatsuyamaのフロントマンであるRyuさん。イタリアで生まれ育ったRyuさんに、音楽のルーツや影響を受けた曲、100年後も残したい曲などを濃密な選曲のバックボーンを語っていただきました。

音楽体験の原点となる曲

Motion Picture Soundtrack / Radiohead

兄の部屋から「KID A」の衝撃的な音が流れてたのがきっかけで、小学校、中学校でリアルタイムで聴いてました。オルタナティブすぎて、イタリアでもあまり聴いている人はいなかったです(笑)。特にこの曲は賛美歌というか、オルガンが教会で鳴っていそうな曲で、そういう感じのものにずっと憧れている感じがします。

十代、二十代で節目のなった曲

Sæglópur / Sigur Rós

完全にヨンシーの声です。声とピアノのバランスが、音じゃないものが鳴っているという綺麗さいう感じです。

※プレイリストではGlenn&Ronan バージョンを収録しています。

音楽を始めてから影響を受けたアーティスト

Stardust / Ásgeir

声のミックスとそれを綺麗にブレンドさせて聴かせてくれる部分と、楽器とのバランス。これはすごく勉強になりました。アイスランドではアウスゲイル以外にも オブ・モンスターズ・アンド・メンやオラフルアルナルズとか、いろんな才能ある人が出てくるのが止まんないんですよね。もう住みに行ってやろうかなと思うぐらいです(笑)。

Hybrid / Analogfish

日本に戻ってきたらか初めて手にとったCDがアナログフィシュです。CDレンタル屋さんで「あ」から見てて(笑)。本当に偶然なんですけど、それが出会いです。僕は日本語の歌詞がどうしても劣っているとは思っていたので、アナログフィシュは、サウンドスケープだけでなく歌詞感でどうやって伝えるのかを学びました。

100年後も誰かの心に残っていて欲しい音楽

Perth / Bon lver

ジャスティン・バーノンが結成したバンドで、『For Emma, Forever Ago』が自分にとってのベストワンアルバムです。彼はその前にインデイーズでデヤーモンド・エジソンというバンドをやってて、その頃から聴いていたんです。自分にとっては神様です。

Glacier / James Vincent McMorrow

僕はファルセッターをよく聴いているんですが、「この声が欲しい!」と思うのがジェイムス・ヴィンセント・マクモローです。空気を出しながら綺麗にファルセットを出せるのが理想なんです。この声を教本として100年後も残しておきたいです。

Ryu Matsuyamaの現在

Footsteps / Ryu Matsuyama

僕らはピアノ3ピースバンドですが、実は音楽の話まったくしないんです。二人は音楽的な部分で僕には共感してないんですけど(笑)、バランスのトライポッドなんですね。曲作りは僕がサビある程度持っていって、あとはセッションなんです。そこでそれぞれが感じる風景を描いていくだけなんで、3人とも自由度が高い中で作っている楽曲なんです。

出典元:YouTube(VAP OFFICIAL MUSIC CHANNEL)

City / Ryu Matsuyama

これは東京に初めて来た時に作った曲です。僕にとっては東京はまったく異国だったし、イタリアの友だちへの感情とかあったり。そして、イタリアを離れる時に母親が言った言葉が「やりたいことをやって死ね」だったんですね。それをそのまま歌詞にいれてやろうと。


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