台湾カルチャーの祭典♪ 「台ワンダフル」に行ってきた!

台湾カルチャーの祭典♪ 「台ワンダフル」に行ってきた!
坂井彩花
坂井彩花

「日本以外の文化に触れてみたい!」「国外の美味しいものを食べてみたい!」そう思った時、みなさんだったらどうしますか? 海外旅行にでる、っていうのも一つの答えだと思うんです。でも、他の国に行くのってパスポートも用意しなきゃだったりして、ちょっと面倒じゃないですか? そんなアナタにオススメしたいのが、他の国の文化に触れることができちゃうカルチャーイベント。今回は、台湾のカルチャーに触れることができる“台ワンダフル”に遊びに行ってきたので、そちらのレポートをお届けします♪

台ワンダフルって何?

2014年に始まった台湾の音楽とエンタメを堪能できるイベントで、今年は8月18日(金)に恵比寿リキッドルームにて開催されました。台湾の文化や食事に触れることのできる“Cultureの部”、台湾のアーティストを生で見ることのできる“Musicの部”の2部構成になっていて、なんと今年は入場無料!! 国外に出ることなく、台湾グルメを味わいつつ文化にも触れることができてしまうという、お得なイベントなのです。

体験して楽しめる! Cultureの部

台湾のグルメやグッズに触れることができるCultureの部!どんな美味しいご飯や楽しい文化に出会えるのか、胸を高鳴らせながらいざ突撃です。 入り口からすぐのところに展開されていたのはフードエリア。日本でも見たことがある台湾フードや「え、これなに?」なんていうグルメが並んでいます。“腹が減っては戦はできぬ”ということで、まずは腹ごしらえ♪ どこでも食べられるのでは面白くない! ので、あまり日本では見かけないご飯をチョイス。台湾の定番食である魯肉飯(ルーローハン)と黒松沙士(ヘイソンサースー)です。ルーローハンは簡単にいうと、角煮ごはん。ゴロゴロっとしたあましょっぱいお肉が、白ご飯と相性抜群♪ これは日本人も好きな味ですね。問題なのは、このヘイスンサースー。看板に「台湾のコーラ」ってあったので買ってみたのですが、間違いなくコーラじゃない!! 湿布みたいな風味が口の中に広がるし、風邪をひいた時に呑む薬みたい(笑)。実際に台湾でも“元気が出ない時の栄養ドリンク”として用いられるそうで納得です。 さて、お腹が満たされたら文化散策! 階段を上ったところには台湾ドラマの放送局ブースや、絵本の販売などがずらり。映画化された絵本やマスキングテープなどの工芸品も、独特の色遣いやタッチでとてもかわいらしい。文化が違うからこそ、生まれてきた表現なんだと思うと愛おしくなりますね。 アジアドラマチックのブースでは、ハッシュタグをつけてSNS投稿をすると抽選に参加できるという催しをしていたので思わずパシャリ♪ この他にもフォトジェニックな可愛いプレートがたくさん。台湾好きの友達と来て、記念撮影とか絶対に楽しいですね。

ときめきが止まらない!『52Hzのラヴソング』公開記者会見

Cultureの部でお腹を満たして、期待を高めたら次に向かうのはMusicの部。なんと今年のMusicの部は入場無料(ドリンク代別)だったのです! いやいやいや、運営大丈夫?って不安になりますよね(笑)。だって、サマソニ出演アーティストが見れるんですよ? 豪華すぎでしょ! どきどきしすぎて飛び出してきそうになる心臓を押し込んで、いざライブ会場へ!! Musicの部は、映画『52Hzのラブソング』公開記者会見、陳惠婷(Huiting Chen)ライブ、グーグー(鼓鼓)ライブといった3部構成です。 字幕付き海外予告映像がスクリーンに映し出され『52Hzのラブソング』のステージがスタート。ポップな音楽とキラキラした世界感にグイグイ引き込まれ、頭の中は「うわー、本編見たい!」という思いのみ。行き場のない高揚感が全身を襲ってきたタイミングで、キャスト陣の登場です! バラードやスイング調のハッピーソングなど、色んな雰囲気の曲を披露していきます。ミュージカルソングって聴くと劇団四季とかオペラを想像して難しく感じがちですが、全然そんなことはありません。どちらかというとディズニー映画のサウンドトラックを聴いているような感覚ですね。 何が素晴らしいって、どのキャストも歌が上手いんですよ。さすが各々がバンドのボーカルや歌手として活躍しているだけあります。 キャストがステージに出揃うと公開記者会見がスタート。各々が日本語を交えた自己紹介などをして、場を盛り上げていきます。そして、発表された日本での公開決定!! 待ってましたとばかりにファンの歓声が飛んでいました。すでに現地で見たという熱狂的なファンもいて、日本公開へも期待の高さがすごい! 映画の公開は12月16日と4か月くらい先ですが、今から待ちきれないですね。

エレクトロニカの歌姫、Huiting Chen君臨!

ライブセクションの前半に登場したのは、Huiting Chenです。もうね、出てきた瞬間からオーラがすごいの。白い衣装と神々しい照明に、てっきり天女が君臨したのかと思いましたよ。「金曲奨」の新人賞にも入賞したことのある、超実力派。ライブもめっちゃかっこいいんです。 彼女のまとってる空気は安室奈美恵や浜崎あゆみみたいなんですけど、やっている楽曲自体はCorneliusみたいな感じ。ある種のギャップ萌え! ですね。ドラムとシンセとギターで生み出される異空間は、日本ではあまり見ないジャンル! 新鮮過ぎて頭の情報量が追い付いてきませんでした(笑)。

Mr. HIP・HOPアイドル 鼓鼓 登場!

登場するやいなや眩いばかりのアイドルオーラを放っていたのは鼓鼓。それもそのはず、アイドル的人気があったMagic Power(MP魔幻力量)というダンスロックバンドに所属しているんですって。そりゃぁ、会場にジャニーズライブでよく見るようなアイドルうちわが揺れるわけですよ。 でも、彼ってただのイケメンじゃないんです。歌も上手いしダンスも上手い! そしてMCのトークも面白い!! 天は二物も三物も与えすぎだろって感じ(笑)。初めて彼を見たのですが、個人的には一目見てやられてしまいました。橘慶太やSKY-HIが好きな人には、きっと何か響くはず。シンガーソングライターとしても名を馳せる彼のライブは間違いなく見る価値ありです!

盛りだくさんでワンダフル!!

Cultureの部もMusicの部も内容が盛りだくさんな台ワンダフル。これが入場無料なんて信じられないくらい、お腹も心も満たされるイベントでした! 国境を跨ぐにはパスポートが必要だけど、こういったイベントならその必要もなし♪ 知らない文化に触れると新たな発見があるので、お手軽に参加できるイベントにはぜひ気軽に参加してみてください。絶対に楽しいですよ!

photo by Viola Kam (V'z Twinkle)

坂井彩花
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