今月から毎月末に更新される連載コラムがスタートします！KKBOXでは日々、新着配信音源が追加されますがバナーで大きく紹介されたり、コラムで取り上げていないものは積極的に検索しないと見落としがち。そこでKKBOX編集室の関係者5人が個人的に気になるアルバム(またはシングル)を1人2枚、合計10枚月末に“ゆる推し”していきます！ 毎年11月はクリスマスシーズンということもあって音楽業界の推しモノや売れ筋が多数リリースされる時期です。アリシア・キーズやプロモーション来日中のスティング13年振りのロックアルバム、そしてニューアルバムとともに過去のタイトルも追加されたメタリカやニール・ヤングなど洋楽ビッグネームの作品もありますが、ここでは各スタッフが個人的にヘヴィロテ状態のオススメを紹介いたします！
Young Juvenile Youth 「Youth / A Way Out」 ▼カセットと配信限定でリリースされたYJYの新作。「日常」と「非日常」の中の漂う最高にクールなエレクトロ・ポップミュージックは世代を問わず聴いてほしい。M2の「 A Way Out」は国内外から注目を集めるショウダユキヒロ監督作のアートフィルム『KAMUY』に使用され、幾重にも広がるゆう姫の ボーカルと音像世界が深いです！
ミオヤマザキ「anti-these（〜問題作〜）」 ▼いまだ謎に包まれたロックバンド・ミオヤマザキの新作「アンチテーゼ」。男性は心拍数は上がり、女性は皆共感する“恋愛の陰”を描いた作品は必聴。ボーカルmioの本音満載の言葉は聴き終わったら心地良さえ残ります。でも問題作なので注意してください！過激すぎる歌詞と映像がネットで話題になった「民法第709条」はアルバムバージョンで収録。
Quarterback (四分衛) 「愛曾經讓我們在一起(Love Bought Us Together)」 ▼中華圏で大人気のバンドＭaydayとほぼ同期の台湾バンド、Quarterback (四分衛)。解散の危機を乗り越えて、周りの人へたくさんの「愛」をお届けする一枚です。家族への愛、友たちへの愛、恋人への愛...そして愛から生まれた戦う勇気。私たちに近づけにしたあの「愛」は、例え形が変わっても君の幸せだけを願っています。
Mrs. GREEN APPLE「In the Morning」 ▼難しいことを考えずに、聴きやすい定番の邦楽ロック曲です。但し定番だからつまらないという感じも全然なくて、逆に生のライブにも一度行ってみたい！Mrs. GREEN APPLEへの期待感を膨らませる作品です。
向井太一「24」 ▼中性的かつソウルフルな歌声と海外のドープなサウンドをJ-POPフィルターに通した現在進行形、唯一無二のニューアーティスト。starRoやyahyelをはじめとする国内外で注目されるプロデューサーを迎えた、本物のクオリティと類い稀なセンスを感じる一枚。J-POPを食わず嫌いする洋楽好きにもオススメ。
ササノマリイ「タカラバコ」 ▼アニメ『夏目友人帳 伍』のオープニングテーマでもある本作。ノスタルジックな感情を醸成するサウンドと、温かみのあるメロディにホロリと涙がこぼれ落ちそうになります。
ドミコ「soo coo?」 ▼川越発！トイ・ポップと称される個性的なサウンドで注目を集める二人組。ギターとドラムというミニマルな編成で奏でる圧倒的な音圧に加え、ポスト・パンク、サイケ、ガレージを織り交ぜたゆる～く混沌としたその音楽性は思わず中毒になります！
Justice「Woman」 ▼フレンチ・エレクトロを代表するフランスのデュオ。エッジの利いたエレクトロ・サウンドからしなやかで透明感のあるポップ調ヴォーカルまでクリエイティビティ溢れる一枚です！ラストを飾る美しいオーケストラのエンディングがやさしい高揚感を与えてくれます。EDM系に疲れたら…ぜひ！
sébuhiroko「L/GB」 ▼映画音楽の作曲家である世武裕子が、シンガーソングライターとしてはsébuhiroko名義でこの11月にリリースしたセカンド・アルバム。全曲世界的なレベル、J-POPとかオルタナとかエレクトロとかにカテゴライズすことに意味がない感動的な作品！しかし、同月に朝ドラ「べっぴんさん」のサントラも出すという振り幅が信じられないくらい凄いです。
The Weeknd「Starboy」 ▼映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』の主題歌「Earned It」のダークさで好きになったザ・ウィークエンドですが、ダフト・パンクとコラボした2曲を含むニューアルバム『Starboy』の最後に入っている「I Feel It Coming」は初めてFMで聴いたときマイケル・ジャクソンの未発表曲と間違ったくらいポップでイイ曲。もうこの曲だけ30回以上聴いていて、ちょっと切ないけど幸せな気持ちになります！
