ちょっと気になる！ゆる推し10枚：2017年6月

全国的に梅雨に入り、夏らしくなったり涼しくなったりと寒暖差の激しい毎日ですが、皆さんいかがお過ごしですか？今回も月末に、KKBOX編集室スタッフ5名による個人的好みまるだしのゆる推しチョイスをお届けします。▼いまや日本のブラックミュージックシーンを語る上で欠かすことのできないWONKのデジタル限定シングル。2017年2月にはヨーロッパ・ツアーを敢行、ホセ・ジェイムズの新作アルバムにリミックスで参加するなどグローバルサイズで活躍。また「SUMMER SONIC 2017」や「東京JAZZ 2017」にも出演が決定するなどジャンルにとらわれないスタイルも注目です。いま絶対に押さえといて欲しいバンドです！▼天性のウィスパーヴォイス、ギターを中心とした力強い楽曲、独創的な歌詞が三位一体となった、Akane ShibasakiのデビューEP。10歳からギターを弾き始め、16歳で宅録をはじめた彼女だからこそ表現できる、ギターとDTMを融合を試みた新しい音像感をぜひお試しください。▼今年は台湾金曲賞「最優秀グループ部門」にもノミネートされた、注目の若手男女二人組の電子音楽ユニット。お洒落な電子音メロディーと文学性ある歌詞で構築した幻想的な世界観が魅力的。北京など中国の都市で旅しながら曲作りの経験も生かして、所々は中華圏の歌姫フェイ・ウォンも彷彿とさせるような雰囲気も感じます。▼作詞作曲家でもあるVo.ヒロキのソロプロジェクト。今回のアルバムは声優・増田俊樹と三澤紗千香をゲストに迎え、音楽＋朗読の形式で表現する作品です。まるで映画を観てるような、音楽をもっと立体化された感じは新鮮です。▼ロンドンを拠点に活動するシンガーソングライターのSinead Harnettをピックアップ。アルバムに収録される8曲、約30分、間違いなくオシャレ聴きできる一枚かと思います。中でも、M8のAllyは繊細だけどソウルフルな彼女の歌声が最大限に生かされ、ファルセットのビブラート具合なんて、しびれまくりです。▼アメリカのポップ・シンガー、Vérité。本作は全体的にダークな要素の強いサウンドが多く、彼女のエモーショナルだけど脱力感のある歌声がばっちりはまっています。BANKS、LordeやLondon Grammarが好きな人は間違いなく好きな一枚かと思います。ダイナミクスやノイズ感のプロデューシングもトレンドの先端だし、ジャケ写もクールで最高です。▼フォーキーな弾き語りが魅力的な1989年生まれの日本人SSWサトミマガエの3rdアルバム。まるで白昼夢のようなディープで奥行きのあるサウンド、繊細なアコースティックギター、スモーキーなヴォーカル、そして、浮遊感のあるアンビエント的なエフェクト・環境音の融合。眠れない夜にずっと聴いていたくなる1枚です！▼濃厚で温もりあるエレクトロが特徴的な音楽ユニット、UQiYO。そのUQiYOが現在行なっている毎月連続新曲配信プロジェクト第3弾！力強い疾走感とどこか切なさを含んだエレクトロ・ロックに仕上がってます。車椅子ダンサーとコラボしたMVもかっこいい！見ればきっと踊りだしたくなりますよ。ノルウェー・オスロ出身、ニューヨーク在住のソウル系シンガーソングライター。エリカ・バドゥの影響は感じられつつ、それだけじゃなく70年代前半のソウルっぽさもあり、大型新人の気配もあります。今のところデジタルとストリーミングのみのリリース、これから追いかけたくなるアーティストです。▼セロニアス・モンク生誕100周年を記念したオマージュ・アルバム。ドラムスにサンダーキャットとの共演で話題のディーント二・パークス、ベースにはザ・ルーツのレギュラー・ベーシスト、マーク・ケリーという人選。山中のオリジナルも3曲収録。普通のアコースティックなピアノトリオじゃなく、現代的に攻めているところが凄くいいです。最近はこればかり聴いています。