ブラジャーでエンリケとばっちり！？

所変われば品変わる、とは言うけれど、この事件にはエンリケ・イグレシアスも驚いたはず。 スリランカはコロンボで先日開催されたエンリケのコンサート。熱狂した観客がステージに上がって彼に抱きついたり、キスしたり、挙げ句の果てには酔っぱらってブラジャーを投げ入れたり……というのは、彼のコンサートではよくある話だが、スリランカでは少し事情が違ったようで、なんと大統領が「野蛮」すぎるとして、コンサートの主催者を非難。「毒を持ったアカエイの尾でむち打ちされるべきだ」と大憤慨なさっている。このアカエイの尾を使ったむち打ちというのは、中世スリランカで行なわれていた極刑の名残で、今では慣用句くらいの意味しかないそうだが、大統領直々の発言というからビックリ。保守的なスリランカでは、ちょっと度が過ぎていた模様だ。とはいえ、そもそも今回のエンリケのツアーのタイトルは『セックス・アンド・ラヴ』なんだけど……。

(YouTube: EnriqueIglesiasVEVO) そういえば、アジアでは宗教上の理由などでコンサートが禁止されることが少なくない。特に厳しいのがマレーシアで、ビヨンセやケシャのコンサートが直前で中止されたり、リアーナやマライア・キャリーは肌の露出を控えるようにと要請されたり、プッシーキャット・ドールズのように罰金を課されたケースも。セクシーすぎる、風紀を乱すというのが理由のようだ。インドネシアでもレディー・ガガのコンサートの許可が下りなかったり、シンガポールではアダム・ランバートの出演を巡って、大晦日イベントの行方が争議にまで発展したり……、お国変われば、風習、受け止め方もかなり違うようですね。