リアーナ・ファン？ なら、これ要チェック！

出るぞ、出るぞ、と言われながら一向にお目見えしないリアーナのニューアルバム。今すぐにでも出そうな勢いで、今週末に急遽リリースか？　とか言われ続けて早半年くらい。とっくに痺れを切らしたファンも多いと思うのだが、そういう人にこそ是非ともチェックして欲しいのが、シーアの新曲「チープ・スリルズ」だ。 なんとこの曲、シーアがリアーナの新作のために書き下ろしたナンバー。「いかにもリアーナ」といった感じのダンスホール・レゲエのリズムに、巷で人気のトロピカルハウスのムードもムンムン、さらに子どもたちの陽気なコーラスまで加わってとびきりご機嫌なクラブチューンに仕上がっている。

(YouTube: SiaVEVO) シーアに関しては、昨年グラミー賞にノミネートされた「シャンデリア」の大ヒットで知っている人も多いはずだ。そんな彼女のニューアルバムには前述の「チープ・スリルズ」をはじめ、他アーティストのために書き下ろされた曲がズラリ。つまりボツ曲集なのだが、でもだからといって曲のクオリティが低いわけではなく、単にアルバムから漏れてしまったというだけの話。精魂込めて作った曲だけに、「それじゃ可哀想だから」と自分で歌ったという感じだろうか。 他のアーティストとの共作曲も多く、リアーナのために書かれたもう1曲「リーパー」の共作・共同プロデューサーは、カニエ・ウェスト。先行シングルとして公表された「アライヴ」は、アデルとの共作曲。日本で撮影されたビデオには、空手少女の高野万優ちゃんも登場する。シーア自身が登場しないのは、「顔を知られて有名になると不自由な生活を強いられるから」だとか。ソングライターとして、さんざんセレブの私生活を見てきた人だけに納得だろう。アルバムには、リアーナ、アデルの他にも、ビヨンセ、シャキーラ、ケイティ・ペリー、デミ・ロヴァートなど、第一線で活躍するディーヴァたちのために書かれた曲がずらり。実際、彼女たちはシーアの曲をこれまでに歌ってきているだけに、彼女たちが歌えばどうなっていたのかも確かに気にはなるのだけれど……。そのアルバム『ディス・イズ・アクティング』は2月3日にリリース予定。既に数曲が公表されているので、プレイリストで是非ともチェックを！

(YouTube: SiaVEVO)