リック親分が『スター・ウォーズ』でついに宇宙へ!

リック親分が『スター・ウォーズ』でついに宇宙へ!
村上ひさし
村上ひさし
3月25日(金)に劇場上映が終了する『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』。観そびれている人は、この機会に是非とも……なのだが、観ちゃった人も楽しめる珍企画アルバムがこっそりリリースされたのをご存知でしょうか? この『スター・ウォーズ・ヘッドスペース』と題されたアルバム、制作指揮にあたっているのは、なんと音楽業界のあの親分リック・ルービン氏! リックといえば、ビースティ・ボーイズからレッチリ、リンキン・パーク、アデルまでを手がけるジャンル越えの大御所プロデューサー。仙人みたいなルックスがかなりぶっ飛んじゃってるし、瞑想している姿がなんとも絵になる人だけに、頭の中が宇宙に行っちゃっていても不思議はないけれど、どうやら彼も『スター・ウォーズ』シリーズの大ファンである様子だ。本作には、彼もアーティストとして1曲提供(おそらく初めて? )。壮大な組曲風の「NR-G7」で驚かせてくれる。
(YouTube: DisneyMusicVEVO) アルバムのコンセプトは、映画『スター・ウォーズ』シリーズの効果音を自由に使い、先鋭のエレクトロニック・アーティストたちが曲を作るというユニークな趣向。R2-D2やC-3PO、ダース・ベイダー、ライトセーバーなどの音色やセリフがビシバシ登場し、たっぷりコラージュされた宇宙観溢れるサウンドが誕生した。参加しているのはフライング・ロータスから、カスケード、ギャランティス、ラスティ、バウアー、ロイクソップ等々。EDMからビート・ミュージック系まで、リックの厳しい目によって選び抜かれた現行エレクトロニック・シーンの担い手が揃っている。さらに最新作の監督、J・J・エイブラムスも「Jabba Flow」という曲を手がけているので是非ともチェックを! 映画の続編はすでに制作が始まっているようだが、公開はまだまだ先となりそう(2017年12月全世界同時公開の予定)。その空白期間を埋めるには、もってこいのこのアルバム。各自リミックスの達人だけに、この後も様々な展開が期待できそうだ。
村上ひさし
村上ひさし

関連アルバム

最新の記事

    share to facebook share to facebook share to facebook share

    Ctrl + C でコピー