18歳がのこした名曲まとめ-大人がわすれていたこと-

18歳がのこした名曲まとめ-大人がわすれていたこと-
KKBOX編集室
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今年ほど"18歳"を意識する年はそうそうないであろう。選挙権年齢が18歳以上に引き下がり、新たに選挙権を得た若者(18〜19歳に該当)はおよそ240万人と言われている。日本の人口の有権者率としては2%。数としては「社会に対してあまり影響を与えないのでは?」と思われているが果たしてそうであろうか。 いつの時代も、数ではなく「若さ」というものが、幾度となく新しい思想や文化をもたらし、社会をそして歴史を動かしてきた。成人年齢というものが「完成された大人」というよりも、あくまで成人していくための「入り口」の年齢と捉えることで、未完成だけれどもその年齢でしか感じることができない想いが、ストレートつたわってくる。 特に音楽の世界では、多くのアーティストが10代の頃に数々の名曲を発表し、大勢の人々の心を動かしてきた。時代時代を象徴するアーティストはそれぞれ、18の時に何を残していったのか。
アムラー現象によって若者と大人が動いた
(YouTube:安室奈美恵 / 「namie amuro 5 Major Domes Tour 2012 ~20th Anniversary Best~」-Digest Movie-P) ミニスカートに厚底ブーツ、そして茶髪ロングヘアーと浅黒い肌。そうアムラー現象は安室奈美恵が「Body Feels EXIT」をリリースした1995年から女性の間で流行した。10代が発信する音楽とファッションが、カルチャーとして社会や経済にあたえていった。「大人ぶらずに子供の武器も使える一番旬なとき」とは歌詞のなかでうたってましてね…続きの歌詞がまた当時の女性に響いたのです。
想像を越えるリリックが業界を騒然とさせた
(YouTube:ぼくのりりっくのぼうよみ - 「sub/objective」ミュージックビデオ) 変幻自在に言葉を紡ぎ操り生み出された緻密なサウンドと独特のボーカル。全国の国語模擬テストでは1位をとったこともあるその実力は、音楽だけに留まらず、いまでは文學界からオファーを受けエッセイストとしても活躍している彼が業界を騒然とさせた曲!
40年以上たっても色あせることがない
(YouTube:荒井由実 - ひこうき雲 MUSIC CLIP) 2013年公開の映画『風立ちぬ』の主題歌となり再度注目を浴びた「ひこうき雲」。1973年、荒井由実が当時18歳の時にリリースされたこの曲は、若くしてなくなった友人の死や凄惨な事件が生々しくニュースを流れていた時期につくられた。死への捉え方が、18歳ならではな感性によって、紡がれている。
10代とは思えなかったその才能が復活
(YouTube:宇多田ヒカル - Can You Keep A Secret?) 8年ぶりとなるオリジナルアルバムをリリースすることを発表した宇多田ヒカル。彼女が18の時に出したのがこの曲だ。フジテレビ系ドラマ「HERO」主題歌であり、胸に秘めた伝えたい気持ちを歌っている。2001年、18歳の若さでTIME誌アメリカ版(秋特別号)にU2のボノ、ビョークなど6人と共に表紙を飾るなど、日本の音楽業界に多大な影響を与えた。 ここまで紹介したアーティストしかり、思想家、発明家、実業家など18歳ですでに世の中にインパクトをあたえるものを発表している。18歳を子供だと思う事なかれ。もう彼らはすでに社会を、そして世界を変えていっているのだ。18歳という若さには、大人になってしまいわすれてしまった感性や可能性を我々に思い出させてくれるパワーをもっているのだ。
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