シンガーと俳優、マルチに活躍するアーティストに注目!

シンガーと俳優、マルチに活躍するアーティストに注目!
ふくりゅう
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ここ数年、ドラマ主題歌シーンに変化が起きています。この5年ぐらい、歌う俳優、演じるシンガーという需要は減少していたように思えたのですが、昨年、俳優としても活躍するシンガー 星野源の「恋」のヒットのきっかけを皮切りに状況が変わりつつあります。
出典元:(YouTube:hoshinogen official channel) 年を開けて、人気女優として活躍する満島ひかりがドラマ『カルテット』にて、椎名林檎プロデュース曲「おとなの掟」をDoughnuts Hole(松たか子、満島ひかり、高橋一生、松田龍平)という俳優ユニットとして歌唱しヒットへ。その勢いが止まらないまま、満島ひかりは14年ぶりに復活した大沢伸一による音楽ユニットMOND GROSSOのリード曲「ラビリンス」にて、フィーチャリング・ヴォーカリストに起用されたことは話題となりました。満島ひかりといえば、そもそもは「パラシューター」のヒットを持つFolderのメンバーとして、三浦大知と共に音楽活動をされていたことを覚えている人もいることでしょう。 さらに、7月にはDEAN FUJIOKAが音楽特番で完全セルフ・プロデュースの楽曲を披露しました。トラップやフューチャー・ベースを駆使したような先鋭的な世界観を醸し出すビートの妙。自身が主演する映画『結婚』の主題歌「Permanent Vacation」、さらに「Unchained Melody」をプレイされたことは話題となりました。彼が、日本での俳優ブレイク前から実は音楽活動を主軸で行っていたことを知らないお茶の間へ向けて、大きなインパクトを残しました。
水曜日のカンパネラのコムアイやDOTAMA、ほな・いこかの俳優表現!?
シンガーと俳優。シンガーが自分の世界観を歌唱することで発信する表現だとしたら、俳優は筋書きのある世界観を他者として演じる表現。似て非なるシンガーと俳優という表現者の試み。 最近では、第3のパターンとして水曜日のカンパネラのコムアイや、『フリースタイルダンジョン』での人気でラッパーとして活躍するDOTAMAがTBS系連続ドラマ『わにとかげぎす』に出演するなど話題となっています。さらに、ゲスの極み乙女のドラマー、ほな・いこかが、“さとうほなみ”として女優活動宣言をするなど、個性的なアーティストが俳優への道をマルチに選ぶ事例も増えてきました。 その理由には、スマホ・ファースト時代、ミュージックビデオの影響が大きそうです。ドラマ風に撮影されることも多いミュージックビデオ撮影で、短いながらも演じた経験は表現者心をくすぐり、俳優表現へのハードルが低くなっているのかもしれません。視聴者としても、“あのアーティストが出演!”というニュースはインパクトが大きいですよね。 そんな中、女優としても駆け出しでシンガーとしても駆け出しながらも、この夏CDショップで大展開されていたのが、NHK朝の連続テレビ小説『とと姉ちゃん』に出演されていたニューカマー、水谷果穂です。7月5日にシングル『青い涙』でCDデビューされたのですが、その透き通るようなヴィジュアルと歌声に注目が集まっています。ドラマ・タイアップからのヒットが続く2017年。今後も引き続き、シンガーと俳優、マルチに活躍するアーティストに注目です。
RADWIMPS「前前前世 (movie ver.) 」
映画『トイレのピエタ』主演に続き、テレビ東京『100万円の女たち』でドラマ初主演したRADWIMPS野田洋次郎。バンドとして、映画『君の名は。』のサントラを提供するなど、新しいフィールドへのチャレンジを忘れない表現者。
出典元:(YouTube:radwimpsstaff)
菅田将暉「見たこともない景色」
音楽好きとして知られる菅田将暉の本人名義によるCDデビュー作。au三太郎シリーズのサッカー応援CMソングとしてTVCMでもオンエア中の、どことなく耳にしたことがあるかのようなギターロック・サウンドが耳をくすぐる。
山田孝之 with MARO Boys「モテモテ マーロ」
今や日本を代表する若手俳優に。フジファブリックと楽曲で共演するなど、音楽好きでも知られ、様々なライブハウスやフェスに出没している。本作は、メンズ・ケア・ブランド『MARO』のCMに向けて制作されたファンク・ナンバー。
上白石萌音「なんでもないや」
第7回『東宝シンデレラオーディション』で審査員特別賞を受賞。NHK大河ドラマ『江〜姫たちの戦国〜』でドラマデビュー。『君の名は。』ではヒロイン宮水三葉の声を演じRADWIMPSのカバー主題歌「なんでもないや」で話題に。
グリーンボーイズ「声」
アーティストGReeeeNをきっかけに、映画『キセキ ーあの日のソビトー』から飛び出した奇跡のヴォーカル・グループ。グリーンボーイズとは、菅田将暉、横浜流星、成田凌、杉野遥亮という気鋭の俳優によって結成された。
chay「恋のはじまりはいつも突然に」
フジテレビ系『テラスハウス』に、本人の意思で本名の永谷真絵名義でレギュラー出演。当時、音楽活動の行き詰まりを打開したい思いがあったという。女優ではなかったが、結果的に、このテレビ出演がブレイクにつながった
原田知世「時をかける少女」
デビュー35周年記念。代表曲をオール新アレンジでセルフ・リメイク。年齢を重ねながらも変わらない透明感。詞曲は、松任谷由実。曲と映画のインパクトが50 / 50という奇跡的な、長く歌い語り注がれていく日本が誇る名作。
石橋凌「エンドレス・ロード」
バンド出身ながら、故 松田優作との出会いをきっかけに俳優への道を志した。物理的な復興だけではなく、“心を絶対に無くしてはいけない”ということを歌ったARB時代の名曲「AFTER’45」を彷彿とさせる魂のバラードが本作。
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