子連れで楽しむロックフェス 〜初心者向け 楽しみ方Q&A付〜

子連れで楽しむロックフェス 〜初心者向け 楽しみ方Q&A付〜

1997年にスタートした『フジロックフェスティバル』も昨年20周年を迎えて、ロックフェスを楽しんできた世代の年齢層も上がってきました。もともと子連れ参加者の多いフェスでしたが、ここ数年は一段と子連れ参加者に優しくなってきた印象です。昨年から引き続き『フジロック』では中学生以下は保護者同伴につき無料というのはありがたく、主催者の思惑通りそろそろ3世代参加も増えてきたことにも注目です。 先週開催された『フジロック』は、山に囲まれ、川で遊べるという自然いっぱいの環境が最高です。さらに、アスレチックやミニステージ、ワークショップなどが行われる『KID LAND』があったり、水の冷たい川で遊べたり、森の音楽会で音楽をゆっくり楽しんだり、景色も最高な日本最長ゴンドラ『ドラゴンドラ』で“天上界的な気分”で山の頂上付近で遊べるなど、子どもにとっても最高な夏休み体験を与えてくれます。しかも、どこでも音楽がずっと鳴ってくれているんですね。

いわゆる、環境が最高なので逆説的ではありますが、メイン出演者を観なくても十分に楽しめるんです。余裕を持ってゆったり楽しむフェスライフ。子連れ参加することで、『フジロック』のそんな多様性ある楽しみ方に気がつかされたのでした。 とはいえ、子連れでフェスに参加って初めてだと緊張しちゃいますよね。Q&A形式でまとめてみました〜。

子連れで楽しむロックフェス初心者向け 楽しみ方Q&A

Q1:雨が降ったらどうする?  A1:野外フェスに参加だったら、夏場は急なゲリラ豪雨を想定して雨具は、背負えるリュックに完全防水のレインコートやポンチョ、レインハット、着替え、そして足元はトレッキングシューズなど、しっかり揃えておくのが基本です。ちなみに傘は、混雑時に危険だったり、後ろの人がステージが観れなくなってしまうこともあり、フェスでは基本禁止なのも覚えておいてください。

Q2:子連れフェス参加、初心者にオススメなフェスを教えてください A2:子連れだとハードル高いなと思う方にオススメしたいのが、8月19日(土)、20日(日)に開催の『SUMMER SONIC』です。東京会場の幕張メッセでしたら室内ですし、空調も効いていて熱中症の心配もいらず快適です。それこそ、海浜幕張駅からタクシー移動もオススメですね。 音楽好きな親にも嬉しいのは、幕張メッセ内にはRAINBOW STAGE、SONIC STAGE、MOUNTAIN STAGEがあるので、お目当のメインも観やすいということです。子ども的にもキッズエリアでは、キッズディスコなどのイベントや遊べるスペースが充実していたり、さらにはテーブルと椅子も豊富でフェス飯を購入して、こちらで優先的に食べることもできます。 空模様を伺いながら、砂浜遊びのできる海沿いのBEACH STAGEに行ってみたり、山気分を味わいたかったら緑でいっぱいなGARDEN STAGEをのぞいてみたり。いわゆる、屋外フェス体験をすることも可能です。子連れフェス参加、初心者の方には雰囲気を味わえるのでオススメです〜。でも、暑いので熱中症対策は忘れずに。ちなみに、スタジアムのMARINE STAGEへは、階段の上り下りがあったり移動の動線がよくないのと、混雑時、道幅も狭く危険になるので子連れにはオススメしません。

Q3:ライブって音量でかいけど耳は大丈夫ですか? A3:子どもの耳は繊細なので爆音に晒すのは避けたいところです。防音用としていわゆるヘッドフォンのような形のイヤーマフや、耳栓などを事前に用意しての対応をオススメします。Amazonなどでお手軽価格で購入できます。

Q4:まず会場のどこから楽しめばいいのかわかりません A4:最近では、どのフェスでもキッズエリアが充実しているので、マップで確認の上最初にキッズエリアへ訪れることをオススメします。おむつ交換や授乳エリアなど、ホスピタリティーもしっかりしているフェスも増えてきました。 そして最も大事なのは、子供は急にトイレに行きたがる問題です。熱中症対策で水分を多めに取ることでトイレが近くなるんですよね。親が空いてそうなトイレを事前に把握しておくこと。これ大事なポイントです。ちなみに、ライブが終わった後など、入れ替えタイミングは特に混むことも想定しておきましょう。場合によっては並ぶことになります。とはいえ、空いている穴場のトイレって意外とあるものです。最近では、子ども用トイレを用意するフェスも出てきましたね。 ちなみに『サマソニ』は、会場隣のホテルニューオータニやアパホテルに宿をとって、途中途中、休みながらゆっくり楽しむという裏技もあります(プールでも遊べます)。予約しようと思って部屋が満室でも10日前ぐらいには意外とキャンセルが出てきます(※複数抑えている方が多いのでしょうね)。ちなみに、MARINE STAGEでのスタジアムでのライブ終演後、21時ぐらいには花火も上がるので注目です。海辺側の部屋で高層階でしたらホテルから眺めるのもオススメです。

Q5:託児所があるフェスがあるんですか? A5:子どもと一緒にフェスに行くときは、一緒に遊んでたいので託児所に預けたことは個人的には経験がありません。でも最近は、託児所が併設されたフェスやイベント、コンサートが増えていますね。大好きなアーティストをがっつり観たい場合など、活用するのもいいことだと思います。 ちなみに、子連れでフェスを楽しむ際のポイントは、フェスの場合、ライブ〜自然〜フェス飯などなど、選択肢がたくさんあるのが面白さだと思います。子連れで参加する際は、あくまで子供が楽しんでくれることを視野にいれて、親は目当てのアーティストは2,3組ぐらいに絞り込んで楽しむのがいいかもしれません。その方が気持ちにゆとりが生まれて、楽しめることでしょう。

『SUMMER SONIC2017』でオススメな子供と一緒に楽しめる出演者

今年の8月19日(土)、20日(日)に開催される『SUMMER SONIC 2017』東京会場での子ども向け出演者でしたら、ピコ太郎、Little Glee Monster、中田ヤスタカ×きゃりーぱみゅぱみゅ、欅坂46の出演もありますね。あ、trfも親子共々楽しめるかもしれません。ちなみに、一番のオススメはイギリスと日本をつなぐインターナショナル楽しいサウンドを奏でる3人組、Kero Kero Bonitoがオススメです。ぜひ、事前にYouTubeなどで親子一緒にチェックしておくとより楽しめるかもしれません。

世代を超えてゆったり楽しめる『World Happiness 2017』

屋外ではありますが子連れといえば、8月6日(土)に行われる『World Happiness 2017』も素敵です。今年は葛西臨海公園・汐風の広場に会場を移して開催されます。子どもからおじさま、おばさままでが楽しめるゆるい感じのフェスで、入場の際に配られるレジャーシートを広げフェスを楽しむといったスタイルです。 保護者同伴に限り未就学児童は入場無料です。小学生は1,500円という安さ。親子チケット 11,500円(大人1名・子供1名)もあります。子ども向けのアクトでしたら、今年はポケモン主題歌を手がけた岡崎体育が出演しますね。他にも、女優ののん、くるり、豪華メンツな高橋幸宏バンド、ピエール瀧さんの挙動にも注目な電気グルーヴなどが楽しそうです。

キャンプと音楽が一体となった音楽フェス『New Acoustic Camp』

筆者はキャンプが苦手(すみません…)なので、行ったことはないのですが、群馬県水上高原のゴルフ場が会場で、芝生の快適さや子ども向け施設の充実度が評価されている“ニューアコ”の愛称で親しまれているキャンプフェスで『New Acoustic Camp』も音楽ファンの間で人気です。 2017年9月16日(土)、17日(日)に、水上高原リゾート200(トゥーハンドレッド)にて開催されます。今年で8年目を迎えた、山とキャンプと音楽が一体となった音楽フェスティバルですね。秋開催なので熱中症などの心配が少なく、子ども向けのアクティビティとして、ハンモックやお絵描き、ラフティング、ポップコーン作りなどワークショップも開催され、子供用トイレも完備してます。授乳やおむつ交換できる場所もあるのが子連れには嬉しいですよね。チャラン・ポ・ランタンやハナレグミ、EGO-WRAPPIN’、HY、木村カエラなど、子連れでも楽しそうですね。

ふくりゅう
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