イントロを聴いただけで、トロピカルな気分になる「夏」ソング

イントロを聴いただけで、トロピカルな気分になる「夏」ソング
藤田 太郎
藤田 太郎

梅雨が明け、毎日30℃を超える暑い日が続いています。
まさに「夏」到来。たくさんの「夏」の名曲が聴きたくなる季節になりましたね。
今回はそんな名曲の「イントロ」にフォーカスして紹介していきます。
イントロを聴いただけで、雲一つない青空から太陽が照り付けるビーチにいるような、トロピカルな気分になる夏ソングを、イントロの秒数もあわせて何曲かピックアップ。

イントロとは、曲のはじまりにかかる前奏部分のメロディのことです。
最初に耳にする部分なので、リスナーが曲のイメージを決定づける導入部といっても過言ではありません。知っている曲でも、新しい音楽の聴き方を発見できるかもしれません。

「LIFE feat.bird」MONDO GROSSO (イントロ秒数1分5秒)

出展元:YouTube(Sony Music)

音楽プロデューサー大沢伸一のソロプロジェクトMONDO GROSSOが2000年に発売した、女性シンガーbirdをボーカルに起用したシングル曲。綾瀬はるか出演「ANA HAWAii 」のCMソングに起用されました。イントロは、フェードインでいくつかの打楽器アンサンブルがサンバのリズムを刻み、19秒からこの曲のイメージを決定づける、熱帯的なギターフレーズが鳴り響きはじめます。繰り返されるギターフレーズは、歌詞に登場する女性が、夏の海で付き合っていた彼との思い出を走馬灯のように懐かしく振り返っている情景が浮かんできます。

「楽園ベイベー」RIP SLYME (イントロ秒数16秒)

出典元:YouTube(Warner Music Japan)

RIP SLYME が2002年発売した5枚目シングル。イントロは、アコースティックギターで奏でられるボサ・ノヴァ風のリズムに、シャカシャカ音が心地良いシェイカーのみのシンプルな構成。でも、それだけでもう「常夏」。騒がしい、ではなく、ちょっと気だるいトロピカルな雰囲気を感じます。16秒のイントロだけ切り取っても素晴らしいですが、そこからメンバーのオシャレなラップが畳みかけるように乗ってくる名曲です。

「どうでもいいけど」never young beach (イントロ秒数33秒)

出典元:YouTube(band never young beach)

「ネバヤン」の愛称で知られるロックバンド、never young beachが2015年に発売したアルバム『YASHINOKI HOUSE』に収録されている1曲。
イントロはサイケデリックなギターに、シンプルなベースとドラムのリズムではじまり、17秒から、ギターがどこか懐かしさを感じるリフを繰り返します。この音が最高にトロピカル。メンバー3人がギターというバンド構成のためアンサンブルを聴いているだけで楽しいです。歌詞では誰にでも訪れる普通の日常を、本当になんということもない普通の言葉で綴っています。懐かしさ溢れるトロピカルな音と交わり、独特な空気感の曲に仕上がっています。

「ENDLESS SUMMER NUDE」真心ブラザーズ (イントロ秒数28秒)

出典元:YouTube(magokorobrothersaSMEJ)

1997年に発売された真心ブラザーズの17枚目シングル。1995年発売の12枚目シングル「サマーヌード」のセルフカバーです。「サマーヌード」は、Van McCoyの「ハッスル」を彷彿させるソウルミュージック風のアレンジでしたが、「ENDLESS SUMMER NUDE」はそこに、トランペットやトロンボーンといった金管楽器のブラス・セクションと、♪ワウワウ~とうねったギターサウンドが加わりトロピカル感が激増。そこにストレートな歌声と歌詞がミックスされるのでとてもグッときます。

抜粋して4曲を紹介させていただきました。
この4曲以外にもイントロだけで、トロピカルな気分になる夏ソングをプレイリストでピックアップしています。イントロに注目して聴いてみてください!


藤田 太郎
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