今話題の「プ女子」ブームに迫る〜イケてるプロレス入場曲も〜

今話題の「プ女子」ブームに迫る〜イケてるプロレス入場曲も〜
KKBOX編集室
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メディアで最近よく見かけるようになった“プ女子”の文字。これは、プロレスに熱を上げる女子たちのことを指すんですが、実際女性ファンは右肩上がりで、プ女子サークルも増加中。団体も女性限定イベントを打つようになったほどの勢いらしいです。一体なぜ、それまで無関心だった女子たちがリングに熱視線を注ぐようになったのでしょう。そして現在のプロレスシーンの動向とは!? 『月刊プロレスファン』の元編集長で、現在もプロレス記者として様々なメディアで活躍中の伊藤 雅奈子(いとう かなこ)さんにご指南いただきました。
レスラーのバラエティ界進出
プ女子急増の理由のひとつに、レスラーを身近に感じられるようになったことがあげられます。たとえば、滑舌が悪い長州力や天龍源一郎、本間朋晃、“スイーツ真壁”こと真壁刀義、“黒のカリスマ”蝶野正洋、神奈月にものまねされる武藤敬司、北斗晶のダンナ・佐々木健介など、一見すると筋肉隆々のコワモテたちは、バラエティに進出。お笑い芸人にイジられることで、おのおのの個性が際立ち、人間味に溢れていることを知らしめたと言えるでしょう。
イケメンレスラーたちの登場
(YouTube:新日本プロレスリング株式会社) そんな追い風のなかで出現したのが、今のマット界を支えるイケメンレスラーたちです。“100年に1人の逸材”棚橋弘至、“プロレス界にカネの雨を降らす”オカダ・カズチカ、“ゴールデン☆スター”飯伏幸太、「イヤァオ!!」と雄叫びをあげる中邑真輔などは、女子のハートをしっかりゲット。厚い胸板に、割れた腹筋、お姫さま抱っこをされたくなるような二の腕、そしてなにより甘いマスク! これだけの好要素を持ち合わせているとなると、女子が“抱かれたいランキング”でレスラーの名前をあげるのも、納得できます。
プ女子を公言する女性芸能人が急増中!
▲邪道オフィシャルTwitterより プ女子を公言する女性芸能人も増えています。女優・二階堂ふみは、新日本のTシャツを着た写真をSNSにアップ。直木賞受賞作家・西加奈子は、プロレスファンであったことが作品づくりにつながっている旨を明かしています。意外なのが、米国イチのメジャー団体・WWEに夢中な大物女優・池波志乃。そしてやや意外なのが、女優・菊地凛子。彼女は大日本プロレスなどに代表されるデスマッチがお好みのようで、夫で俳優の染谷将太と一緒に観戦している姿が、何度も目撃されています。専門週刊誌『週刊プロレス』を欠かさず愛読しているのは、元AKB48の倉持明日香。引退した小橋建太を、「神のような存在」と崇拝しています。また、率先したメディアミックスも人気の起因。邪道は、ももいろクローバーZ・有安杏果の大ファンで、モノノフ(ももクロファンの呼称)を公言し、『ももクロChan』(テレ朝系)に新日本の選手を引き連れて出演しました。そのお返しとばかりに、有安が今年の新日本1・4東京ドーム大会に出場して、セコンドについているから驚きです。記憶に新しいところでは、嵐・松本潤の主演ドラマ『99.9―刑事専門弁護士―』(TBS系)。榮倉奈々がプ女子の弁護士を演じたため、新日本を中心としたメジャー選手が何度も出演。新日本グッズ、選手の定番フレーズがたびたび劇中で登場して、マニアの心をくすぐりました。
会場に出向いたプ女子たちがリピーターに
プロレスの本当の魅力を肌で体感できられるのは、やはり観戦した時です。さまざまなきっかけで会場に足を運んだ女性ファンが、高確率でリピーターになるのは、生ならではのド迫力を体感できるからに違いありません。鍛えあげられた肉体が放つテクニック、技の攻防、華麗なる空中殺法、肉体美に負けないほど派手なリングコスチューム。否が応でも館内の空気は高まり、レスラーとファンの渾然一体感は夏フェスさながら。1度味わったら、やみつきになってしまうんです!
アイドルのコンサートを見間違う観戦スタイル
観戦方法として、ビールを飲みながら野次を飛ばすという昔ながらのスタイルも、あるにはあります。しかし最近は、お気に入りの選手のTシャツを仲間同士で着て、タオルを首からかけ、定番の応援コール、コール&レスポンスで声を出すのが主流。選手には、ジャニーズアイドルさながらにイメージカラーがあるため、上級者のファンは事前に、“推しメン”色の紙テープを購入。万が一当たっても安全なように、中央の芯を抜き、選手コールの際に投入する楽しみ方を知っているんです。
興味が湧いてきたら会場へ!“プロレス婚活”で彼氏もゲット!?
会場には女性のひとり客も少なくないため、疎外感を味わう心配は無用です。是非興味がある方は観戦会場に足を運んでみてください。格闘技の聖地といわれる東京・後楽園ホールなら、開始前に付近の山下書店やプロレスショップに立ち寄って、お宝グッズ、関連本をチェックするのもいいかもしれないですね。目の保養になり、日頃のストレス発散にもなるプロレス。また、“プロレス婚活”が実施されたこともあるため、プ女子になって意中のお相手をゲット!? なんて副産物もあったりして……。 いかがでしたか? 目の保養、ストレス発散、婚活までできちゃう一石三鳥(?)のプロレス! 好奇心をくすぐられちゃった皆さまは、是非色々チェックして、プ女子道の扉を開けてみてください。今回のプレイリストでは、記事内で紹介した選手たちの出場曲をピックアップしています。
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