アナログ女子必見!のポータブル・レコード・プレイヤー展

アナログ女子必見!のポータブル・レコード・プレイヤー展
KKBOX編集室
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皆さん、ふだん音楽は何で聴いていますか? デジタル配信音源の購入、このKKBOXなどの音楽ストリーミングサービスや動画サイトなどが音楽視聴などを、スマートフォンとパソコン、そしてCDラジカセやミニコンポなどで聴いている方は今や少数派なのではないかと想像します。そんな中で近年、アナログレコードとカセットテープなどの旧記録メディアがちょっとしたブームとなり、アナログを聴くための周辺機器の売上も上昇していると聞きます。特にスピーカー付きで1万円前後のレコードプレイヤーは品切れを起こすほどのヒットになっていて、中古レコード市場やアナログ盤のコミュニティも賑わいをみせています。 そんなタイミングで東京都世田谷区三軒茶屋のキャロットタワー3F「生活工房ギャラリー」でこのような展覧会が開催中です。
日本のポータブル・レコード・プレイヤー展
7月30日(土)〜8月28日(日) 9:00-20:00 会期中無休、入場無料 会場:生活工房ギャラリー(東京都世田谷区太子堂4-1-1 キャロットタワー3F) アクセス:東急田園都市線・世田谷線「三軒茶屋」駅直結 Web:http://www.setagaya-ldc.net/program/334/ こちらがフライヤーです。
デザインがかわいいでしょう? 「円盤/リクロ舎」の田口史人氏が企画制作とコレクションしたプレイヤーの提供を行ない、公益財団法人せたがや文化財団 生活工房が主催する展覧会です。フライヤーに載っていない画像も少し紹介します。
この2点は幼児向け。左にはマイクが付属、右のものはレコードに合わせてキーボードを弾けるんです!
左は小学生女子向けでしょうか?針の部分のてんとう虫がかわいいです。右は大人が使用しても充分なFM/AMラジオ付き。 (※以上、撮影:高見知香) 1960年代から80年代(CDが普及したのは80年代後半)までは、音源のマスターは基本的にアナログレコードでした。リビングルームにステレオセット、子供部屋にはシングル盤用の小さなブレイヤーがあるというのが普通の情景だったことから、子ども向けデザインのポータブル・レコード・プレイヤーが多数販売されました。 それでは、この展覧会の模様です。
山のような形と壁からも吊るされて展示されたプレイヤーたち。奥では26分間の映像がループしていて、セレクトされたプレイヤーで実際にレコードを再生しているシーンを見ることが出来ます。
山の奥側下段はカセット内蔵型など少々プロ仕様なプレイヤーが並んでいます。
こちらはオトナな感じのプレイヤー。
30cmLPよりも小さいサイズで持ち運べるのも魅力。一番左のものは中にカセットが入り、ダビングも出来てしまいます。
左手前のネコちゃんプレイヤーはフタ側に針が付いているので、小さな子どもでもひとりで聴けるような仕様。
真ん中のミニカーは、当時有名だった自走式レコードプレイヤー「CHOROCCO」。会場内のテレビで再生シーンを見ることが出来ます。 まだまだあるのですが、あとは現場で見てのお楽しみにとっておきます。全部で約100台のプレイヤーの景色はなかなかのものです。NATIONAL、TOSHIBA、VICTOR、HITACHI、COLUMBIA、ONKYO、SHARP、SONY、TEICHIKU、SANYO、MITSUBISHIなどの大手メーカーに加え、今はもうなくなってしまったメーカーの製品もあったり。ただ中年が懐かしむだけじゃなく、キッチュなデザインを楽しむという意味でも収穫があります。近所のバザーや年末年始に開かれる世田谷のボロ市、またネットオークションでもこういう製品がポロっと安価で売られていることもありますので、入手してレコードを聴いてみるのもいかがですか? 今回のプレイリストは、7月31日に開催された「出張円盤レコード寄席」と会場で上映されている映像で再生されたレコードを参考に選曲しています。 協力:世田谷文化生活情報センター 生活工房
KKBOX編集室
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