SKY-HI、w-inds.、三浦大知が変えいくJ-POP最先端シーン

SKY-HI、w-inds.、三浦大知が変えいくJ-POP最先端シーン
ふくりゅう
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これまでJ-POPに足らなかったワールドワイドなポップセンスの要素を補うSKY-HI、w-inds、三浦大知の存在が注目を集めている。ポイントは、海外ポップソングに引けを取らないクオリティの高さだ。逆に言えば、洋楽カルチャーへの入り口としても気になる表現者でもある。 同世代で交流の深い3組。いわゆる、10代の頃から出自をアイドルとしながらも現在ではポップミュージック・シーンの最先端を担う、身体能力&アーティスト性が強くセルフ・プロデュース能力の高い逸材だ。 そんなシーンの2017年の集大成と言えるターニングポイントが、今年の5月2日・3日にSKY-HIが行う武道館2デイズ公演だ。SKY-HI=日高光啓(AAA)が、ソロ活動当初から目標として掲げていた念願の武道館公演が実現する。
出典元:(YouTube:SKYHICHANNEL) SKY-HIの所属レコード会社CEO 松浦勝人氏も、先んじて『SKY-HI HALL TOUR 2017 -WELIVE-』福岡公演を観覧したようで、“福岡でまじに感動した。俺って大概ライブ褒めないんだけどSKY-HIかなりやばかった!久々感動した!褒めてしまった。”と、熱量高くSNSで語っていた。
SKY-HI、作品のクオリティ追求とポップ強度の両立
なぜ、いまSKY-HIが注目を集めているのか? ひとつに、あらゆる壁を越えていこうというオープン・マインドな姿勢だ。昨今、ビルボード・チャートをみていてもわかる通り、世界中でヒットしている音楽は時代と溶け合いジャンルレス化している。誤解を恐れずに言えばヒップホップやロックがR&Bのような、軽やかなビートやサウンド感を取り入れている。その逆もまた然りだ。EDM以降の時代の空気感=ファレル・ウィリアムス、ブルーノ・マーズ、ジャスティン・ビーバー、ザ・チェインスモーカーズ、MAJOR LAZERなど改革者が生み出してきた斬新なサウンドを、どう自分なりに解釈して表現していくかが大事なポイントだ。
出典元:(YouTube:avex) SKY-HIは、詞は自作で曲はコライト(共作)しながらもオリジナルにこだわっている。AAAの活動、そしてアンダーグラウンドなヒップホップ・シーンで培ってきたラッパーとしての才能は、昨今盛り上がりを見せているテレビ朝日系 フリースタイル・バトル番組『フリースタイルダンジョン』にゲスト出演するなど評価も高い。 しかしながら、マニアックな手法に溺れることなく、エンターテイナーとして全てを受け止めていこうとする意識の高さが、作品のクオリティ追求とポップ強度の獲得という両立を成している理由なのだろう。 いま一度、SKY-HIの最新アルバム『OLIVE』に触れてみてほしい。ゴスペル的な雰囲気のもと、最新のR&Bやヒップホップ・センスを吸収し、日本語詞として映画のようにストーリーテリングされていく、人間力の高さを感じられる奥深い魅力に驚かされるだろう。
浮遊感満載のナンバー、w-inds.が解き放つグローバルポップの魅力
先鋭的でグローバルなダンスポップを聴かせてくれるw-inds.のアルバム『INVISIBLE』が、2017年上半期、やたらとカッコいいと話題を集めたことも記憶に新しい。セールスも伴い、オリコンチャート初登場4位にランクイン。先行シングル曲「We Don’t Need To Talk Anymore」がバズり、アルバム収録曲の「Complicated」、「CAMOUFLAGE」など、浮遊感満載のナンバーが耳の肥えた音楽ファンの間からも評価が高い。
出典元:(YouTube:windstvofficial) さらに注目したいのが、『FUJI ROCK FESTIVAL』などフェス等を中心に音楽シーンで注目されているyahyelやDATSで活躍する杉本亘が“w-indsと一緒になんかやりたい…実は小学生の頃からファン”とツイートしていたのも気になるポイントだ。
三浦大知、驚異的な歌唱力&ダンス・パフォーマンス能力の高さ
三浦大知、1年6カ月ぶりのアルバム『HIT』がオリコンチャート初登場4位を獲得したことも忘れられない。サウンド・クリエイターに、SeihoやCarpainterといったエッジーな面々を起用していることにも注目。それでいて、対極とも言える人気番組『仮面ライダーエグゼイド』主題歌「EXCITE」も手がけているというアンビバレンツな魅力(YouTube 660万再生を突破!)。
出典元:(YouTube:avex) 驚異的な歌唱力&ダンス・パフォーマンス能力の高さも「Cry & Fight」(YouTube 260万再生を突破!)のヒットや、「(RE)PLAY」(YouTube 350万再生を突破!)、音楽の魅力をわかりやすく解析する人気テレビ番組『関ジャム 完全燃SHOW』で大絶賛されるなど、その評価は折り紙つきだ。歌唱とダンスによって、音楽を高度なテクニックで可視化表現する唯一無二な逸材。ゆえに多くのアーティストからのラブコールに応え、客演も多い。
出典元:(YouTube:avex) なお、ONE OK ROCKのヴォーカリストTAKA が、J-WAVEの番組『Otoajito』に出演した際、“コラボしてみたい人はたくさんいます。歌がうまい人がとにかく好きなんです。大知くんは友達なんですけど、歌もうまいしダンスもすごいし、なにか一緒にやってみたいですね。”と、コラボレーションしたいアーティストとして三浦大知の名前を挙げていた。カテゴリーやジャンルを超えての評価は、例えるならSMAPがコアな音楽ファンからも愛された存在であったように気になるヒット要素だ。 SKY-HIと三浦大知は所属レコード会社が同じであり、三浦大知、w-inds.は所属プロダクションが同じだ。もともと仲が良い3組として知られている関係性だ。願わくば、3組を主体としたコラボレーションやフェスなど観てみたいものだ。まずは、楽曲をチェックして、海外サウンドとの同時代性を楽しみつつ、個性豊かなエンターテイナーによるオリジナリティ溢れるアプローチを堪能してみてほしい。
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