ポップとアート両立する新しい才能： Mili、SOROR、majiko

総合特集邦楽

KKBOX編集室

2018/3/20

KKBOX編集室イチオシ・アーティスト企画コラム『Who’s Next』。今回は、2018年ブレイク必至のポップとアート両立する新しい才能である3組、Mili、SOROR、majikoにメール・インタビューを試みました。バンドによる音楽制作集団〜ソロでのコラボレーション・プロジェクト〜実力派女性シンガーなど、方法論は異なりますが、一度聴いたら忘れられない個性豊かなサウンドをお楽しみください！

Mili

幻想的で物語性のあるサウンドが魅力の世界基準の音楽制作集団Mili（ミリー）。コンポーザーYamato Kasai（G）、天使の歌声を持ちトリリンガル（英語、日本語、中国語）で歌唱するカナダ出身のボーカリストmomocashew（Vo）、バンドを支える実力派プレイヤーYukihito Mitomo（B）、Shoto Yoshida（Dr）、世界観を視覚的に表現するクリエイターAme Yamaguchi（Stylist, Art Director,Designer）、 Ao Fujimori（Illustrator, Animator）からなる6 人組。音楽ゲーム『Deemo』への楽曲提供をきっかけに、YouTube チャンネル登録数は14万人を超える世界的人気に。昨年『SUMMER SONIC2017』へも出演。4月25日、3rdアルバム『Millennium Mother』をリリース。

Q1：最新作「Camelia」、「Lemonade」で、ご自身が気に入られている、作品の聴き処ポイントを教えてください。
「Camelia」は全て生楽器を使用して録音をしているので、その生の音を楽しんでもらいたいです！　そして、ダークな歌詞と情熱を感じるタンゴのリズムで自分だけの「Camelia」の物語を想像してください。

「Lemonade」はガラッと変わって、爽やかな電子音が特徴的な曲です。個人的にはリズムで聞こえる氷を叩いてるような音がとても気に入ってます！　サビに同じ言葉が繰り返し、キャッチーなメロディーが頭に残るように作りました。（momocashew）

Q2：音楽活動をはじめたきっかけを教えてください。
高校卒業した後の休みがとても暇だったので、音楽制作は全くの未経験でしたが、自分で作ってみたくなり趣味として曲を作り始めました。その当時私はまだカナダに住んでいましたが、ネット上で知り合ったKasai Yamatoに誘われて、一緒に曲を作るようになりMiliが誕生しました。（momocashew）

Q3：リスペクトしているアーティストを教えてください。
Naragoniaというベルギーの民族音楽バンドがとても好きです！　元々子供の頃から民族音楽が大好きで、高校の頃に偶然でNaragoniaの音楽に出会ってどハマりになりました！　彼らは流行りや作られたかっこよさなどと全く関係なく
ひたすらに自分たちのやり方で甘酸っぱいメロディーを演奏する所がとても魅力的です。（momocashew）

Q4：音楽活動以外で最近ハマっていることを教えてください
最近ではないですが、昔から料理が大好きです！　最近は特に作るのが楽しくて、食べるより作る方が楽しいです！
寝る前に買い物リストを書いて、起きたらスーパーに買い出しに行くのがワクワクしてたまらないのです！　早めに寝れば早めに起きてご飯を作れるので、おかげで夜更かしもほとんどなくなりました。（momocashew）

出典元：(YouTube：Mili)

SOROR

2015年まで音楽グループ、ふぇのたすのメンバーとして作詞、作曲、編曲を手掛け活動。その後もMINT mate box、フィロソフィーのダンスなど多数アーティストに楽曲提供をしてきたヤマモトショウが、ふぇのたす時代のサウンドをさらにアップデートしたスタイルで新しいガールズポップスを目指し立ち上げたソロプロジェクトがSOROR（ソロル）。本作のゲストには吉澤嘉代子、高野麻里佳（イヤホンズ）、藤岡みなみ、大森靖子、南波志帆、日向ハル（フィロソフィーのダンス）、ナナヲアカリ、コレサワ、山田愛奈、櫻井友理子（ハイスイノナサ）の10組が名を連ねている。3月14日に、1stアルバム『new life wave』をリリース。

Q1：最新作『new life wave』で、ご自身が気に入られている、作品の聴き処ポイントを教えてください。
歌詞、楽曲、アレンジ、ミックス、すべてをゲストボーカルの方の歌ありきでつくったので、多彩な声の魅力を楽しめるアルバムになりました。

元々ギタリストなのですが、今回はギターの演奏は一切せずにシンセサイザーのみですべてのサウンドを作っているのもポイントかと思います。

Q2：音楽活動をはじめたきっかけを教えてください。
上京して下北沢に住んだこと、はかなり大きな要因だったように思います。バンドから入りました。

Q3：リスペクトしているアーティストを教えてください。
ヴィンス・クラーク。デペッシュモード、ヤズー、イレイジャー、すべてのサウンドに影響を受けてます。

Q4：音楽活動以外で最近ハマっていることを教えてください
神話についてしらべること、おいしい立ち食いそばのお店をさがすこと、落語、などです。落語はもう少し配信やサブスクでも聞けたらいいなと思ってます。

出典元：(YouTube：sho yamamoto)

majiko

天性の歌声で聴く者を魅了するネットシーン発の実力派女性ボーカリスト。母親がボーカリスト／ボーカルトレーナーということもあり幼少の頃からROCK、SOUL、JAZZ、ときには民俗音楽も流れる音楽の絶えない環境で育つ。近年では海外のライブ・イベントにも多数出演。国内にとどまらずワールドワイドな活躍をみせている。2010年6月、動画共有サイトに自身の歌を初投稿。2015年11月、プロデュースにホリエアツシを迎えた初のシングル「mirror」をリリースするなど、ロックシーンからの注目も高い。ライブにおける、圧倒的な歌唱力で観衆、共演者、関係者を驚愕させるなど、着実にその才能を開花させつつある新しい才能。3月7日に新作アルバム『AUBE』を発売したばかり。

Q1：最新作『AUBE』で、ご自身が気に入られている、作品の聴き処ポイントを教えてください。
haruka nakamuraさんが書き下ろしてくださった「声」です。アレンジもとことん頑張りましたし、背中を押してくれるような歌詞、メロディがとても大好きです。

Q2：音楽活動をはじめたきっかけを教えてください。
中学2年生の頃です。当時わたしが通っていた中学校には軽音楽部があり、ボーカルで入部したところ、わたしが3年生になる頃には廃部にするという決断がくだり、ギターとベースしかいなかったので、強制的にわたしがドラムボーカルをやることになり、そこからドップリ音楽に入り込みました。

Q3：リスペクトしているアーティストを教えてください。
母です。母もアーティストだったのですが、歌唱力はもちろん、音楽に対する姿勢など、全てにおいてわたしの憧れです。

Q4：音楽活動以外で最近ハマっていることを教えてください。
女の子が食事をしているところを動画で見ることです。咀嚼音や、口元を汚しながら美味しそうに食べるところがたまらなく好きで、よく見てしまいます。