音楽だけじゃない！木村カエラの愛される理由

木村カエラが、6月25日にデビュー10周年記念ベストアルバム『10years』を発売した。同作の収録曲はファンからのリクエスト投票で決定した人気の17曲と、未発表曲である冨田恵一プロデュースの「My Love」とふくろうず作曲・プロデュースの「LOVELY」を収録。 かつてテレビ神奈川の音楽番組「sakusaku」のMCとして話題となったことをきっかけに、歌手デビューを掴みとった木村カエラ。アイドル的人気、ファッションアイコン的な要素もおおいにあったデビュー当時から、結婚、出産を経てもなお第一線で活躍できるのは、彼女がミュージシャンとして進化し続けているからだけではない。例えば、ライブ。木村カエラのMCはファンに優しく語りかけるように話す。その愛情で包み込むような雰囲気は、テレビの中のかわいい少女から、懐の深い大人の女性としての変化を見て取れる。つまり、ミュージシャンとしても、女性としても、その変化がファンも共有できるところが、ファンからすればたまらないし、惹かれる理由だと思う。 さて、今回の『10years』はというと、1stシングル「Level42」は、ロックポップサウンドとして人気の曲。さらに「happiness!!!」、「Magic Music」、「リルラ リルハ」、「Butterfly」などを収録。いずれも、高い歌唱力、見た目の可愛らしさ、そしてお茶目なキャラなど、あらゆる面で人々を魅了してきた木村カエラが楽しめる。また、アニバーサリーイヤーを飾る第一弾シングル「OLE!OH!」のミュージック・ビデオも公開中。本作で、カエラはチアガールに扮し、その姿に憧れた引っ込み思案の女の子が自分の殻をやぶろうとする成長ストーリーが展開されている。ここでもキュートな姿を披露していて、唯一無二のポップ・アーティストとして第一線をいく彼女の姿を垣間みることができる。 衣装、メイク、ヘアスタイルのプロデュースも手掛け、被写体としての魅力だけでなく、制作者・アーティスト木村カエラの魅力にも触れることができる貴重な作品。収録曲はKKBOXでも聴けるので、彼女の10周年をふりかえってみては？