LOUDNESS、伝説の“第2期”が24年ぶりに復活!

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西廣智一

来年デビュー35周年を迎える、日本が世界に誇るヘヴィメタルバンド、LOUDNESS。今年は海外進出の橋渡し的作品となった1985年の名盤『THUNDER IN THE EAST』のリリース30周年を記念して、未発表テイクを含むアニバーサリーエディションの発売や、アルバム完全再現ライブ開催など過去の功績を振り返る企画が続いているが、そんな中、“もう1つのLOUDNESS”が24年ぶりに一夜限りの復活を果たすことが決定した。 『THUNDER IN THE EAST』から始まった全米進出。1987年のアルバム『HURRICANE EYES』でその極みを見せたLOUDNESSだったが、結成時から参加していた二井原実(Vo)が1988年にバンドを脱退(その後2000年に復帰している)。その二井原の後任としてバンドに加わったのが、アメリカ人シンガーのマイク・ヴェッセーラだ。当時は無名に近かったマイクだが、彼が初参加したLOUDNESSのアルバム『SOLDIER OF FORTUNE』では、“歌うマーシャルアンプ”の異名を持つほどの歌声と歌唱力が見事に発揮された。サウンド的にも『THUNDER IN THE EAST』以降のアメリカンメタル路線に加え、叙情的なメロディが復活しており、ここ日本で高い評価を獲得した。 ネイティヴシンガーが加わったことで海外でのさらなる飛躍が期待されたが、『SOLDIER OF FORTUNE』はセールス的には失敗。続く1991年のアルバム『ON THE PROWL』を最後に、マイクはバンドを離れることとなった。その後マイクはイングヴェイ・マルムスティーンと活動を共にしたり、最近ではアニメタルUSAの一員として来日したりと、日本のメタルファンには身近な存在として活躍を続けている。 そんなマイクが10月10日(土)、11日(日)にさいたまスーパーアリーナで開催されるメタルの祭典『LOUD PARK 15』に、「SOLDIER OF FORTUNE feat. Mike Vescera」名義で出演。LOUDNESS時代の名盤を冠したこのプロジェクトには盟友の高崎晃(G)、山下昌良(B)も参加。つまり第2期LOUDNESSが一夜限りで再結成されるのだ。残念ながら樋口宗孝が亡くなっていることから、完全なる再結成とはいかないが、当日はその名のとおり『SOLDIER OF FORTUNE』からの名曲たちをたっぷり楽しむことができそうだ。彼らの出演は11日(日)14:45から。ぜひこの機会にマイク在籍時のLOUDNESS諸作品を復習して、ライブに臨みたいところだ。

西廣智一

音楽系ライター。2006年よりライターとしての活動を開始し、「ナタリー」の立ち上げに参加する。2014年12月からフリーランスとなり、WEBや雑誌でインタビューやコラム、ディスクレビューを執筆。乃木坂46からオジー・オズボーンまで、インタビューしたアーティストは多岐にわたる。

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