二世美女の新ディーバ、ここに降臨!

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村上ひさし
イケメン、美女、ディーバといった褒め言葉が、やたら軽々しく氾濫する今日この頃。しかし、ここに降臨するのは正真正銘の美女、そしてディーバだ。 なにしろ母親は元ミス・アメリカのヴァネッサ・ウィリアムス……そう、黒人初のミス・アメリカに輝き(その後ヌードモデルの過去がバレて冠を剥奪というオマケ付き! )、シンガー、女優としても大活躍。全米ナンバーワン・ヒット「セイヴ・ザ・ベスト・フォー・ラスト」はグラミー賞で複数ノミネートを受けたほど。女優としては、最近ではTVシリーズ『デスパレートな妻たち』や『アグリー・ベティ』の悪女ウィルミナ役でもお馴染みだ。そんなヴァネッサを母に持つジリアン・ハーヴィがヴォーカルを務めるのが男女ユニット、ライオン・ベイブ。既にあちこちで話題の彼らは、待望のファースト・アルバム『ビギン』を遂に完成させたばかり。KKBOXでも聴けちゃいます!
(YouTube: LionBabeVEVO) エリカ・バドゥを思わせるジリアンのヴォーカルは、肩の力を抜いた脱力系。柔らかくて温かくて、かつ芯の強さも感じさせる、新人とは思えない深みのある歌声を聴くと、何とも言えない究極の心地よさに包まれる。ネオ・ソウルと括られることの多い彼らではあるけれど、既成のR&Bやソウルとは異なる、ジャンルの折衷感も魅力的。あのファレル・ウィリアムスが「ワンダー・ウーマン」という曲でプロデュースに関わっているのも納得できるはずだ。アルバム全体にみなぎる一筋縄ではいかない、ねじれた感覚は、サウンド・プロダクションを手がける男子ルーカス・グッドマンのお手柄。こちらも端正なルックスの美青年。そんな美男美女ユニットだけにファッション界も大注目。エンポリオアルマーニのイベントで既に昨年、来日を果たしていたりする。
(YouTube: LionBabeVEVO) もちろん音楽界からも引っ張りだこ。「アワーグラス」でフィーチャリングを務めたディスクロージャーのオープニングステージで共演を果たしたり、アリシア・キーズやマーキー・ラモーン(ラモーンズ! )ともライヴで共演済み。そろそろヴァネッサ・ウィリアムスとの母娘デュエットが実現しないものか気になるところ。そうそう、元ダンサーのジリアンの身のこなしにも注目。新ディーバの誕生を確信できるはずだ。
村上ひさし

音楽編集者を経て、1990年〜2004年までニューヨークに滞在。現在は東京でライター業、対訳、翻訳などをやらせてもらってます。翻訳本は、マリリン・マンソンやエミネムの自伝本など。音楽ジャンルは何でも来い!!、、、究極の雑食性です。

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