第四次ブリティッシュ・インヴェイジョン!? その特徴とは…

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2011年、イギリスのアーティストがアメリカのチャートを席巻。米ビルボードがその現象を「第三次ブリティッシュ・インヴェイジョン」と名づけていましたが、その勢いは2014年、2015年に再び熱を帯びています。

2014年にニールセンが発表したチャートでは、サム・スミス『In The Lonely Hour』がアメリカの年間アルバムセールス3位を記録。また、ロード『Pure Heroine』が8位、9位にはワン・ダイレクション『FOUR』がランクインしている。そしてこれが2015年に入るとアデル『25』が1位。エド・シーラン『x(マルティプライ)』が4位。サム・スミス『In The Lonely Hour』が8位にチャートインしています。

(YouTube: SamSmithWorldVEVO)

第三次ブリティッシュ・インヴェイジョンと呼ばれた、2011年の米ビルボードチャート・年間アルバムではアデル『21』が1位、スーザン・ボイル『The Gift』が5位、マムフォード・アンド・サンズ『Sigh No More』が8位にランクインしていることを考えれば同等の勢いと考えても、まさに第四次ブリティッシュ・インヴェイジョンと言ってよい状況です。

(YouTube: Adele)

しかし、ザ・ビートルズやローリング・ストーンズやアニマルズ、キンクスなど当時最先端の音楽だったロックンロールで大ブレイクを果たしたバンドが多かった第一次ブリティッシュ・インヴェイジョンや、デュラン・デュラン、カルチャー・クラブ、ヒューマン・リーグ、ワム!、ユーリズミックスなどニューロマンティック系のアーティストが台頭した第二次ブリティッシュ・インヴェイジョンと比べると、ブルースやカントリー、ブルーアイド・ソウルなど、非常にコンサバティブ(保守的)かつオーセンティック(本格派)なアーティストが多いのが第三次、第四次ブリティッシュ・インヴェイジョンの特徴と言えるでしょう。ここには、アルバムを買う/楽しむユーザーの年齢が比較的高くなっていることも要因に挙げられますし、じっくりアルバムを聴きたくなる音楽がそうしたジャンルに多いのかもしれません。

オリンピックのセレモニーでもアピールされていましたが、イギリスは音楽文化の輸出に力を入れてきた歴史のある国です。エッジーでもコンサバティブでも、今、アメリカのチャートで大きな力を誇示できるのは凄い! という訳で今のイギリスの美味しい音楽、ぜひチェックしてみて下さい。
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