新譜リリース記念!ジェフ・ベックのゲスト参加楽曲集

新譜リリース記念!ジェフ・ベックのゲスト参加楽曲集
KKBOX編集室
KKBOX編集室
イギリスのロック・ギタリスト、ジェフ・ベック6年振りのスタジオアルバム『ラウド・ヘイラー』が1週間後にリリースされます。11曲中9曲を女性シンガーのロージー・ボーンズが歌い、残り2曲がインストゥルメンタル。バンドメンバーも一新した新作、現時点で3曲KKBOXでも配信中です。今回はそんな彼が、他のアーティストのアルバムでゲスト参加した曲をプレイリスト化してみました。 ジェフ・ベックは1944年イギリス、サリー州出身のロック・ギタリスト。ローカルバンドの活動を経て、エリック・クラプトンの後任としてザ・ヤードバーズに加入し、その後ソロ、ジェフ・ベック・グループ(第1期と第2期)、ベック、ボガート&アピス、そして75年のアルバム『ブロウ・バイ・ブロウ』以降はソロで活動。67歳という年齢ながら、まったく腕が衰えず常に進化し続けるスーパー・ギタリストです。 70年代には音楽雑誌などでザ・ヤードバーズ歴代ギタリスト3人のエリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジ(レッド・ツェッペリン)を「ロック3大ギタリスト」として頻繁に語られましたが、これは日本独自のくくり方で、欧米では他の二人と比較するとジェフはミュージシャンズ・ミュージシャン的な存在のようです。また彼はどうも飽きっぽいようで、同じようなコンセプトで2枚出すと、別のことをやり出しあまり長続きはしなかったのですが、70年代後半以降はギター・インストゥルメンタルを中心に、時々異なるものを挟み込んだアルバムをリリースし続け、日本にもコンスタントに来日しています。 他のアーティストにゲスト参加している楽曲を調べて時系列で並べてみると、常に客演活動をしているのではなく、自身の活動が一段落した合間にパっと弾いて、数年空いてみたいなことを繰り返しています。このようなジェフ・ベックの客演集は今までCD化されていないので、今回調子に乗って細かめにたくさん選曲してみました。30曲以上、時間にして約3時間弱です。70年代は、スティービー・ワンダー、スタンリー・クラーク、アルバム『ワイアード』に参加したナラダ・マイケル・ウォルデンなど。80年代は、第2期ジェフ・ベック・グループのドラマー:故コージー・パウエルのソロ、ロバート・プラント、ジミー・ペイジとの企画バンド、ザ・ハニー・ドリッパーズ、ロッド。スチュワート、ティナ・ターナー、ダイアナ・ロス、ミック・ジャガーなど豪華な面々が続きます。
Jeff Beck and Stanley Clarke at the North Sea Jazz Festival 2006
出典元:(YouTube:Boonedog Music) ジェフ・ベックが初めてのギター・インストゥルメンタルアルバム『ブロウ・バイ・ブロウ』をリリースした75年頃から、ベーシストのスタンリー・クラークのアルバム『Journey To Love』(76年)、『Modern Man』(78年)、『I Wanna Play For You』(79年)ほかに毎回参加。78年には2人の来日公演が日本武道館ほか10公演開催されました。この動画は2006年、オランダ・ロッテルダムで行なわれたノース・シー・ジャズ・フェスティバルの模様で、後半からスタンリー・クラークが参加しています。
Throwaway / Mick Jagger 1987
出典元:(YouTube:Largarife2) ゲスト参加なので、ジェフがMVに写っていることはほとんどないのですが、ミック・ジャガーのソロシングルにはバンドメンバーとして出演。ツアーに誘われたけど断ったというニュースも漏れ聞いた記憶があります。ミックのアルバム『She's The Boss』(80年)、『Primitive Cool』(87年)の2枚に参加。
Commit a Crime / Mick Jagger & Jeff Beck 2012
出典元:(YouTube:kediacorporation) 客演集には入っていませんが、ホワイト・ハウスでオバマ大統領夫妻を前に開催された「Red, White and Blues 2012」の模様。キーボードはブッカー・T・ジョーンズ。 90年以降も、ジョン・ボン・ジョヴィ、ロジャー・ウォーターズ、ケイト・ブッシュ、シールなどのビッグネームとの共演が続きます。特にスパイナル・タップの「Break Like The Wind」ではジョー・サトリアーニ、スラッシュ、スティーヴ・ルカサーとのギター・バトルが聴けるので必聴。2000年以降は、パヴァロッティ、ジョー・コッカー、シンディ・ローパー、モリッシー、ハービー・ハンコック、ロジャー・テイラー達のバラードで泣きのソロを弾いています。
Live In The Dark / Jeff Beck 2016
出典元:(YouTube:officialjeffbeck) 最後に2016年7月に発売の『ラウド・ヘイラー』のMVを紹介。アルバムリリースは7月15日、他にも今月、第2期ジェフ・ベック・グループとベック、ボガート&アピスのSACDマルチ限定盤のリリースもありますのでお楽しみに!
KKBOX編集室
KKBOX編集室

関連アルバム

最新の記事

    share to facebook share to facebook share to facebook share

    Ctrl + C でコピー