共作アーティストも熱い!待望のカーリー・レイ・ジェプセン2ndの魅力とは

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森田美喜子
2ndアルバム『エモーション』(6月24日発売)のプロモーションのため、現在来日中のカーリー・レイ・ジェプセン。NHK『MUSIC JAPAN』などのテレビやラジオへの出演予定が続々で、日本のファンにはうれしいかぎりだ。

1,700万枚売り上げた「Call Me Maybe」で、一躍2010年代のポップシーンを代表する女性シンガー・ソングライターの1人になった彼女は、前作のプレッシャーをものともしない、超ポップな2ndを届けてくれた。この『エモーション』の魅力の一つは、前作が大好きなファンはもちろん、さらに多方面のツボを刺激するサウンドを鳴らしているところだ。サマーソニック2013で観て魅了されたというシンディ・ローパーの楽曲を想起させる80’sポップ~90’s初頭R&Bテイストから、2010年代インディまで、曲調の振り幅や質感がぐっと多彩になっている。

そんな作曲面の飛躍に大きな影響を与えているのが、先行シングル「I Really Like You」でタッグを組んだザ・カーディガンズのピーター・スヴェンソンをはじめ、カーリー自身が共作を希望したという、意外性のある組み合わせの参加アーティストたちの存在だろう。

デヴ・ハインズ(ブラッド・オレンジ)&アリエル・リヒトシェイドと共作した、メロウでドリーミーな5曲目「All That」や、ヴァンパイア・ウィークエンドのロスタム・バットマングリジとの11曲目「Warm Blood」は、現行のインディリスナー狙い撃ちな仕上がりで、カーリーの歌声のセツナなさを存分に引き出している。

「シャンデリア」が大ヒット中のSiaとは6曲目、7曲目でコラボし、ここでは王道ポップ感が全開に。エイス・オブ・ベイスっぽさのある11曲目、往年のハウスな風合いの14曲目など90’sの洋楽好きにグッとアピールする曲もある。出演が決定しているサマーソニック2015でも彼女は、喜・哀・楽と様々なエモーションが溢れるパフォーマンスを見せてくれるだろう。
森田美喜子

岐阜県生まれ。フリーライター・エディター。 CD店勤務、音楽雑誌&WEB編集を経てフリーランスに。 趣味は洋楽カラオケ。

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