歌曲

どうやら

試聽 收聽全首

作詞:三島想平     作曲:cinema staff



格子越しに眺めたカラスの死骸。
それはいつも、寂しい記憶を犯す。
罪を重ねた略奪者みたいさ。
声は届かない。
叫んでも叫んでも届かない。

孔子は声を荒げ、「汗をかけ」と説く。
それはいつも、切ない憂いに満ちて。
酒に呑まれた密告者みたいさ。
決してしたくない、等価値の取引はしたくない。

高い坂を登った。呼吸は乱れ。
隣の住人が怒鳴って愛を唱えてる。

「どうやら僕らだけがひどい目に遭うらしい…」

そうして大きな間違いを運命は辿る。
「どうやら僕らだけに視界は備わった!」
「どうやら僕らだけは世界に還るらしい!」
「どうやら僕らだけが間違いに気付いた!」

声は届かない。