作詞:ひとしずくP・やま△ 作曲:ひとしずくP・やま△
君から また電話が鳴る
そのたびに僕は こう答える
「今日はどうしたの?」」
また、お決まりの台詞を
ご所望なのかな?
黙ったまま 俯いている君を
ありったけの笑顔で 出迎えては
大きなその瞳から零れ始めた
綺麗な君の涙を、拭う
分かってるよ 分かってるよ
僕には出来ないんだ
静かに泣く君を 慰めることしか
だから もっと泣いて、我慢しないで?
今だけは僕の胸で……
ほら、裸足のシンデレラ
そろそろお迎えが来るよ?
この気持ちを告げる日は、来るだろうか?
今はまだ分からない
ただ、君が僕のことを必要なら
いつでも、おいでよ
そわそわと 浮き足立った君を
何気ない振りをして 出迎えては
小さなその手の 薬の指輪
綺麗な君の笑顔に 見蕩れていた
分かってるよ 分かってるよ
僕には出来ないんだ
嬉しそうに笑う君の話を、聞く事しか……
だから もっと言って? 気が済むまで
今だけは僕の為に……
ねえ、幸せなシンデレラ
カボチャの馬車に遅れるよ?
泣かせたい 笑わせたい
誰でもない、僕の為に
そろそろ気付いてよ、本当の僕の声に……
でも、分かってるよ 分かってるよ
君を悲しませたくない……
ああ、今だけお願い……
僕、一人だけの為に……
笑って? 泣いて? 怒って? もっと……
君にしか出来ないんだ
この心を震わせる、僕だけのシンデレラ
魔法が解けて 君は
ただの幸せな灰かぶりに、戻る
ガラスの靴なら
いつでも、届けに行くよ?
いつでも、君に……