SANABAGUN.が100年後に残したい音楽:897Selectors#94
アーティストたちが影響を受けてきた音楽や、100年後も誰かの心に残っていて欲しい曲をテーマにしたFMプログラム「KKBOX presents 897 selectors」(毎週木曜日20時からInter FMでOA中)。今回のセレクターは、4月25日におよそ2年ぶりとなるNew Album「OCTAVE」をリリースするSANABAGUN.のヴォーカル高岩遼さんとギターの隅垣元佐さん。平成生まれのHIPHOPチームとは思えぬ、かなり渋めの彼らの音楽のルーツ、影響を受けた曲、100年後も誰かの心に残っていてほしい曲などを伺いました。
音楽の原体験となった曲
Signed, Sealed, Delivered, I'm Yours / Stevie Wonder(高岩遼選曲)
平成生まれ。レペゼンゆとり世代。のSANABAGUN.。あれっおかしいぞ?(笑)
いきなり1970年のヒット曲が音楽体験の原点。と言い切るのはヴォーカルの高岩さん。
出逢いは小3の頃に車で移動中、母親が買ってきた2枚組のオムニバスCD「アメリカのスーパースター」?から流れたこの曲に反応し「この曲なに!?」と泣きながら母親に訪ねたという高岩少年。
さっそく歌いたくなり、歌詞をカタカナに直してもらって、夜な夜な歌っていました。
Light My Fire / The Doors(隅垣元佐選曲)
なんで60年代まで行っちゃうんだよ!(笑)という1967年の代表曲。
出逢いは小学生の頃、詩人になりたいという変わった兄貴が気に入っていたのがThe Doorsで、いつも部屋で流れていたのが最初の印象。
この曲の長~い間奏がだんだん気持ちよくなってきて好きになりました。 ですがオンエアではまさかのシングルヴァージョン!(笑)
*KKBOXのプレイリストにてアルバムヴァージョンをお楽しみ下さい。
音楽活動を始めから影響を受けた音楽
Rainy Night In Georgia / Ray Charles(高岩遼選曲)
小学校6年の時に「We Are The World」のビデオを観て、どんなスーパースターよりも衝撃を受けたのがRay Charlesでした。すぐに彼のベスト盤CDを買いに行って、そこでグッと来たのがこの曲。Ray Charlesといえば「Georgia On My Mind」が有名ですが、こんなジョージアもあるんだよと、あえて選びました。
Long Way From Home / Jesse Harris & The Ferdinandos(隅垣元佐選曲)
初めての今世紀!(笑)。
大学の頃にギターについて難しく考えすぎてしまった時期があって、その時に彼のアルバムの録音の空気感とか、完璧じゃないけど人間味を出すという感じが、自分のやりたかったことと気づかされました。
高岩さんも、隅垣さんともう1曲づつ選曲頂いていたのでプレイリストで紹介しています。
Around The World / Frank Sinatra(高岩遼選曲)
Ol’55 / Tom Waits(隅垣元佐選曲)
100年後も誰かの心に残っていて欲しい音楽
SUKIYAKI(上を向いて歩こう) / 坂本九(高岩遼選曲)
隅垣さんと暗黙の了解で日本語の歌を選んだという高岩さん。
日本の魂を歌った、魂をダイレクトに感じるこの曲をセレクトしました。
Bow! / 尾崎豊 (隅垣元佐選曲)
尾崎も世代じゃないよね(笑)。
音楽というより、こんなシンガーがいた!ということを100年後も伝えたい。という理由でセレクトしました。
SANABAGUN.の現在
FLASH /SANABAGUN.
4月25日にリリースされるおよそ2年ぶりとなるNew Album「OCTAVE」からの新曲。 この2年間を「自分たちがより満足する作品を作りたかった。」と語る隅垣さん。そして、新メンバー(BASSの大林亮三)のはまり具合とアルバムにちりばめられたユーモアについて力説する野村雅夫(DJ)に、激しく同意するお二人。6月からのツアーは「ド派手なモノにしたい」と語る高岩さん。
F-Boy / SANABAGUN.
最後は、隅垣さんが歌詞とVocalで参加した「B-Boy」ならぬ「F-Boy」。
「よりによってこの曲で参加しました。」と隅垣さん。(笑)