2015年に「キミじゃなきゃ」でメジャーデビュー。その切ない歌声はすぐに反響を呼んだ。特に大きかったのは女性からの共感の声。そんな彼女がこの度“ラブソング”を集めたコンセプトアルバムをリリースした。収録された6つのラブストーリーはどんな物語なのだろう。加えて今回は特別にKKBOXリスナーのためにプレイリストも作ってもらった。テーマは「恋のうた」。果たしてそこにはどんなラブストーリーがあるのか。

アルバム『キミへ~ LOVE SONG COLLECTION~』

--:今回リリースとなったアルバム『キミへ~ LOVE SONG COLLECTION~』はコンセプトアルバム。
FUKI:はい。ラブソングを集めたアルバムです。今回のアルバムにはカバーも含めて6つの曲を収録しました。テーマはラブストーリー。ただ、「ひとつの恋」の連作集みたいにもなっているんです。

--:恋がはじまったドキドキからすでにストーリーになってますよね。
FUKI:そうです。「キミがスキ」っていう曲は、そのまま「スキ!」っていうストレートな気持ちを歌ったラブソング。「キミじゃなきゃ」は大切な人への気持ちを歌ったバラード。「キミへ」はちょっとした行き違いで大好きな人と結ばれなかった、そのときの悔しさ、もどかしさ、愛、そんな感情を歌った曲です。

--:そんなふうに「恋」のさまざまなシチュエーションの曲が収められている。だから、どんな人にも寄り添ってくれるラブソング集なんですね。
FUKI:そうなってくれるとうれしいなと思っています。実際に曲を制作するときは実体験が元になっていることが多いんです。うれしい気持ちも、切ない気持ちも。「キミへ」なんかは、まさにリアルな経験からうまれた曲なんです。だから制作時は、おいおいと泣きながら作りました(笑)


--:「キミじゃなきゃ」でメジャーデビューしたときの反応はいかがでしたか?
FUKI:デビューしたから何かが変わったっていう感覚はまったくないんですよね。ただひとつ、「歌でつながれた」っていうことを感じることはたくさんありました。聴いてくれた人が「共感した」っていう言葉を送ってくれて。女子高生が「めっちゃわかる!」って声をくれたときもうれしかった(笑)。そういうときに「歌でつながれた」って、すごくうれしくなりました。わたし自身、歌、音楽に助けられたことがいっぱいあったんです。だから自分の曲が聴いてくれた人の感情に寄り添えたらすごくうれしいです。

--:「はじめてのチュウ」のカバーも。
FUKI:これはデビュー前からずっとやっているカバーなんです。

--:アレンジでここまで歌って変わるんだって思いました。しかもメロディのよさがグッと浮き出てる。
FUKI:ありがとうございます。子供の頃からずっと聴いている歌。でもアレンジを変えてみると、あのころ聴いていたものとまったく違う印象になったんです。ぜひみなさんにも聴いてもらいたいと思って収録曲に選びました。
 今回のアルバムは「恋」のさまざまなシチュエーションのラブソング、ラブストーリーを詰め込みました。うれしいも悲しいも、ありがとうもごめんねも。そんないろんなキモチに寄り添えたらうれしいです。



プレイリスト「恋のうた」について

--:こちらも「恋」のさまざまな感情を切り取ったリストになりましたね。
FUKI:そうですね(笑)。恋がはじまったところから、その恋が終わってしまうところまで。そのどこかに寄り添えるようなリストにしたいなと。っていうか、自然となりました(笑)

--:ご自身の曲作りにも“実体験”が影響しているとおっしゃっていましたが、この「恋のうた」リストも?
FUKI:そうですね。例えばSafariiさんの「この恋にさよなら」なんて、高校生のときにこれを聴いて、泣いて……(笑)。エイジアエンジニアさんの「Orion」も当時の彼がよく聴いていた曲で、やっぱり思い入れのある曲です。そんなふうに作っていったら、自然と「ひとつの恋」っていう感じのリストになりました。このリストでも「わかる!」っていう気持ちになってもらえたらうれしいです。

アルバム『キミへ~ LOVE SONG COLLECTION~』の6つのラブソングは、「ひとつの恋」を織り成す大きなストーリーに包まれたラブソングたちだ。恋のドキドキ、片想いの切なさ、キミといる大切な時間、別れの悲しさ……。さまざまな恋の気持ちにそっと寄り添ってくれる。そして、FUKIの歌声はふと「また恋がしたくなる」気持ちにさせてくれる。うれしくて恋がしたい。切なくて恋がしたい。“でも”やっぱり恋がしたい。不思議とそんな気持ちにさせてくれる歌声なのだ。それはきっと、ちゃんとFUKIの“体温”があるラブソングだからかもしれない。


おすすめプレイリスト

関連アルバム

ギャラリー