没後35年。ジョン・レノンのエピソードまとめ

没後35年。ジョン・レノンのエピソードまとめ
KKBOX編集室
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12月8日は、ご存知ザ・ビートルズのメイン・ヴォーカルにして、ソングライターも務めていたジョン・レノンの命日です。この季節になると、彼の楽曲が流れることも多く、クリスマスのイメージと彼の曲が重なっている人も少なくないはず。今回は世界のポップ/ロック・シーンに金字塔を打ち立てた彼の様々なエピソードを紹介していきます。

精神治療から生まれたアルバム

(YouTube: johnlennon) ポール・マッカートニーの脱退によってザ・ビートルズが実質解散状態になった後ジョンは、バンド時代から積み重ねてきた精神的疲労からか、アーサー・ヤノフ博士による「原初療法」という、人間心理の奥深くに潜む苦痛を呼び覚まし幼少期まで遡って全てを吐き出す治療を行います。ジョンはこの治療で大声を上げて泣き出したそう。ロックスターの苦悩が描かれたアルバム『John Lennon/Plastic Ono Band』収録の「Mother」「I Found Out」などに、この療法の効果が現れていると言われています。

平和を訴えた曲なのに放送禁止?

(YouTube: Emi Records Italy) アルバム『Imagine』は、ジョン・レノンのソロキャリア史上最高のセールスを記録したアルバムとなりました。表題曲「Imagine」は、先日パリのテロが起こった際に多くのミュージシャンによってプレイされていましたが、実は発売当時、共産主義的な歌詞だったという理由でラジオやテレビで放送禁止になっていました。

その魂はU2に受け継がれ……

(YouTube: U2VEVO) ジョンのアルバムの中で最も政治的な色合いの濃い『Sometime In New York City』。その収録曲「Sunday Bloody Sunday」は、1972年に北アイルランドのロンドンデリー市で起きた、非武装の市民13人をイギリス軍が射殺した「血の日曜日」事件に対するジョンの憤りを綴ったもの。実はU2にもこの事件について歌った全く同じ名前の楽曲があり、当時ヴォーカルのボノはジョン・レノンにどっぷり傾倒していたそうです。

David Bowie初の全米1位を支援

(YouTube: emimusic) グラムロックの始祖であるデヴィッド・ボウイとの親交が深かったジョンは、1975年のアルバム『Young Americans』でザ・ビートルズ時代の「Across The Universe」をデヴィッドと共演します。そしてその繋がりからジョンはデヴィッドの「Fame」にもギターとコーラスで参加。この作品でデヴィッド・ボウイは初の全米1位を記録しています。ちなみにこの曲は、ジョンがスタジオで発した「Fame! 」という掛け声から着想を得たとのこと。デヴィッドはそのオリジナリティに舌を巻いたそうです。

全身の8割の血を失ったその時にかかっていた曲は?

(YouTube: The Beatles) 1980年12月8日、スタジオ作業を終えたジョンとヨーコがアパートの前に到着した時、ジョンはマーク・チャップマンに呼び止められ、その身体に4発の銃弾を受けます。その後、ルーズヴェルト病院に搬送され、輸血と心臓マッサージを行うも全身の8割の血液を失い、失血性ショックによって亡くなってしまいました。その時に病院から流れていた曲は「All My Loving」だったそうです。 という訳でジョン・レノンのエピソードを色々紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか? KKBOXで配信されているソロ曲中心のエピソードでしたが、ザ・ビートルズ時代を含め、エピソードたっぷりなのがジョン・レノンの魅力。もし興味をもったら是非他の曲もチェックしてみて下さい!

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