ローカル意識の高い人が集まる音楽フェスに行こう!

C-POP アジア 総合 特集
森田美喜子

日本において今最も人気の高い観光地として注目を集めている台湾。この国では、多様な社会と文化が混在しており、その背景から生まれた音楽も様々な様相をみせ、盛り上がりを見せています。「音楽フェス目当てで海外へ弾丸旅行」、「海外へ行くなら現地のライブハウスやフェスにも足を運んでみたい」など、近年では海外旅行先でも音楽にまみれていたいという音楽好きも少なくありません。そんな中、台湾でも個性的な音楽フェスが多数開催されているんですが、ご存知でしょうか? 先日6月11日(土)~13日(日)、そんな台湾の最新音楽フェス事情を知るのにうってつけのイベントが、東京・虎ノ門にある台湾文化センターにて開催されました。3日間に渡り、台湾を代表する3つの音楽フェスをピックアップ。各フェスのオーガナイザーによるトーク、縁深い台湾アーティストによるミニライブ、写真展を開催し、フェスのダイジェスト版を体感できるというもの。KKBOXでは、こちらで紹介されたマストチェックな人気音楽フェスの魅力に迫ってみました。 第1日目で紹介されたのは、台湾を代表するヘヴィロックバンドCHTHONIC(ソニック)のメンバーがオーガナイザーを務めるロックフェス「Megaport Festival」。一体どんなイベントなのか、紐解いていきたいと思います。

台湾ロックを堪能できる最大級のロックフェス

Megaport Fesは、2006年にスタートした台湾最大の音楽フェスの一つ。台湾ローカルとしての意識の高いこのフェスは、年間を通じて温暖な台湾の南部に位置し、貿易港として栄えた台湾第2の都市、高雄(たかお)で3月末の土日に開催されています。ロック系のアーティストを中心としたブッキングが特徴で、近年はポップ系レジェンドの登場も話題に。今年度は過去最大級の全6ステージに、70組超のアーティストが出演。過去にはストレイテナー、10-FEET、the HIATUS、KEYTALKなど日本のバンドも多数出演しています。会場写真の熱気、観客のTシャツ率の高さなど、日本のロックフェスに行き慣れた人ならすぐ溶け込めそうな雰囲気ですよね。

オーガナイザーの熱い志と夜市グルメ

11日に行われたイベントの中では、元オーガナイザーでCHTHONICのVoを務めるフレディ・リム(さらに現在は国会議員としても活躍中)、そして同バンドメンバーで現オーガナイザーのドリス・イエ(B)が、映像を交えつつ、フェスの特色を紹介しました。フレディは「高雄は『夜市観光』が有名。Megaport Fesでは、地元ならではの夜市グルメも楽しめますよ」と、その魅力をPR。台湾ではフェス文化が浸透して10年足らず。仕組みや構築が発展途上な分「いろんな面で自由度が高い」そうで、ライブ中ステージで調理した牛肉スープをオーディエンスに振る舞うというユニークな演出が大ウケしたBurning Island(台湾の人気バンドで「牛肉スープ」にまつわる楽曲がある)の逸話なども披露されました。

音楽だけじゃない! Megaport Fesの特徴とは

また、Megaport Fesは音楽だけでなく、人権、環境、民族問題などのテーマも取り上げていて、社会的な関心を音楽の副産物でなく、音楽そのものに取り込むという姿勢も示しています。開催地である高雄は、日本で大阪がよく言われるように「人情味たっぷりの土地柄」とも言われています。「硬派な志」、「台湾ロック三昧」、「情熱的な土地柄とフェスならではのお祭りムード」が三位一体となった空気感は、Megaport Fesの大きな特色のようです。

ダイジェストイベントで出会ったアーティスト

ダイジェスト版のイベントでは、Fire EX.(減火器)、宇宙人(Cosmos People)、阿飛西雅(Aphasia)といったアーティストが会場でミニライブを披露し、満員御礼の場内を盛り上げました。それぞれに、日本でも熱いファンベースが広がりつつある、高雄出身の人気3バンドなので要チェックです。ぜひ、この機会にKKBOXでチェックしてみてください!

いかがでしたか? これまでMegaport Fesに登場したアーティストたちのステージや会場の様子を見ても、このフェスの盛り上がり度や規模感はお分かり頂けたと思います!気になった方は是非チェックして頂き、3月末の開催時に訪れてみてはいかがでしょうか。いままで知らなかった台湾の魅力に触れ、思いっきり楽しむことができるはずですよ!

森田美喜子

岐阜県生まれ。フリーライター・エディター。 CD店勤務、音楽雑誌&WEB編集を経てフリーランスに。 趣味は洋楽カラオケ。

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