結婚式の新たな定番バラード

この先長いことずっと どうかこんな僕とずっと

ONE OK ROCK「Wherever you are」
まずはONE OK ROCKのとてもピュアで真っ直ぐなウェディング・ソング。世界を股にかけて活躍するロックバンドである彼らの中でも、多くの激しくアグレッシブな楽曲に並んで屈指の人気曲となっているのが、この「Wherever you are」だ。
ギターのアルペジオから静かに始まり、徐々に盛り上がっていくパワーバラードのこの曲。英語と日本語が入り混じった歌詞を紐解いても、「I promise you “forever” right now」(たった今、君に“永遠”を約束するよ)」「僕らが出逢った日は2人にとって一番目の記念すべき日だね そして今日という日は2人にとって二番目の記念すべき日だね」と、まさに結婚式をテーマにした楽曲であることがわかる。
新郎が力強く思いを歌い上げるのにぴったりの一曲だ。
別々に二人選んだ糸を お互いたぐり寄せ合ったんだ
今日までずっと言えなかった言葉 僕と一緒になろうよ

UVERworld「a LOVELY TONE」
UVERworld の「a LOVELY TONE」は、ボーカルのTAKUYA∞が友人の結婚式に歌える歌を作りたいという思いから生まれたナンバー。シングル『Fight For Liberty / Wizard CLUB』のカップリングに収録されていたナンバーだが、アルバム『0 CHOIR』のバージョンでは、色気のあるサックスがフィーチャーされ、さらにドラマティックな一曲となっている。
「今日君に伝える事がある 一生涯 僕が一回きりで使う言葉 二度は言わない 君のために用意した 僕と一緒になろうよ」と、プロポーズの情景を描くこの曲。「そうさ君を幸せに出来るのは 他の誰でもなく 僕だと証明するよ」と、ストレートな思いの込められたナンバーになっている。
ふたりのそばに 微笑みはあるのです

コトリンゴ「こんにちは またあした」
シンガーソングライターのコトリンゴが、永作博美の結婚式に招待された時に歌った一曲が、彼女のデビューシングル「こんにちは またあした」。ちなみに、この曲は月桂冠「つき」のCMソング。幸せな夫婦の日常を描いたそのCMシリーズの主演が永作博美、監督を手掛けたのが映像作家の内藤まろ。それが出会いのきっかけになって二人が結婚したということを考えると、同じCMシリーズに起用された安藤裕子「のうぜんかつら(リプライズ)」と共に、まさに恋のキューピッド的な役割を果たした一曲と言える。
坂本龍一のプロデュースによる柔らかなサウンドに、コトリンゴのしとやかな歌声で「こんな ふつうの 暮らしの中 幸せはあるのです」と歌う。ドラマティックな盛り上がりはないけれど、そのぶん、心に染み入るような一曲だ。
ムーンリヴァーを渡るようなステップで 踏み越えてゆこう あなたと