知らなくっても誰もが楽しい!だから「LIVE MAGIC!」

  • 洋楽
  • フェス
  • 総合
  • 特集
森朋之
1980年代から良質の音楽を紹介し続けているピーター・バラカン氏の監修による音楽フェスティバル「LIVE MAGIC!」が10月22日(土)、23日(日)に恵比寿ガーデンプレイス ザ・ガーデンホール&ザ・ガーデンルームで開催! 3回目を迎える今回は、スライドギターの名手として知られるサニー・ランドレスをはじめ、吾妻光良&ザ・スウィンギン・バッパーズ、高田漣、バンバンバザール、レゲレーション・インディペンダンス、ジャック・ブロードベント、アルヴァス、マイク・ガーナー&ニール・ビリングトン、Reiなどが出演。 「ルーツ・ミュージックの好きな人が、毎年必ず集まる恒例のお祭に育てたい」(フェス公式HPより抜粋)というコンセプトも浸透し、さらに充実したステージが期待できそう。今回KKBOXではバラカン氏のインタビュー、そして、出演者とルーツミュージックを根差した有名アーティストのプレイリストを用意。大人の音楽ファンが楽しめる「LIVE MAGIC!」の魅力をたっぷりと紹介します。
――「LIVE MAGIC!」は今年で3回目。過去2回の手応えはいかがですか? 「LIVE MAGIC!の出演者は、お客さんが僕のラジオ番組を聴いてくれているとしても、あまり知られていないミュージシャンが多く、会場に来るみなさんはステージを見て、そのミュージシャンの音楽に初めて触れるケースが多いと思います。でもライヴで聴けばすごく盛り上がるし、“生で見て、そのミュージシャンのことが身近になって感じられてファンになる”というケースが予想以上に多かった。それが一番の手応えかもしれませんね」 ――ルーツ音楽を愛する人が集う場として、イベントを継続していくために何が大切だと思いますか? 「音楽のポリシーに関してはブレないことと、毎回多くの人が知らないアーティストを呼んでいるわけだからその個別のアーティストの魅力を知ってもらうのと同時に、LIVE MAGIC! というフェスティヴァルの魅力を広く知ってもらうこと。フェスティヴァルそのものが定着すると、ライン・アップに知らない人たちの名前があってもLIVE MAGIC! なら大丈夫だ、という安心感が生まれると思います。ぜひそこまで持っていきたい」 ――「アラバマ・シェイクス、ハイエイタス・カイヨーテ、ザ・ルミニアーズなど、ルーツ音楽をベースにしたバンドが世界的に人気になり、日本でも浸透しているように感じます。 「“若い人が聴く音楽=アイドル”と思われていて、若い人たちに対して音楽業界がそういう風に決めつけているところがあると思います。僕らの世代は中学生・高校生のときから、いま考えれば相当渋い音楽を聴いていたわけですけど、10代でも十分にそういう音楽を理解できるものだとぼくは思います。アラバマ・シェイクスのメンバーにしても昔の音楽を聴いて影響を受けているんだけど、彼らが作る音楽をいまの若い人が初めて接しているわけですよね。いきなり50代・60代、あるいはもっと上のミュージシャンの音楽を聴こうとは思わないかもしれないけれど、20代のアラバマ・シェイクスの音楽を通じて過去にそういう素晴らしい音楽がいくらでもあったことを知るわけだし、それがきっかけになってもっと色んな幅の広い音楽の世界に気づくと思います」 ――ずばりルーツ音楽の魅力とは? 「リアリティがあることだと思います。要するに売れるために計算されて作られた音楽ではない…もちろん売れることを拒否しているわけでもなんでもないけど…ルーツミュージックは基本的に自分たちの体験から生まれた音楽だと思いますね」 ――来場者の皆様に一言お願いします! 「秋の気持ちの良いひとときを、音楽、食べ物、飲み物など、全部“美味しい”ものを会場に集まる音楽ファンの皆さんと一緒に楽しみながら過ごしましょう!
絶品スライドギター奏法で知られるギタリスト
出典元:(YouTube:KRVS Public Media) アメリカ南部のブルース、フォークをルーツにした音楽性、スライドギターの高い技術によって、マーク・ノップラー、エリック・クラプトンなどのアーティストからもリスペクトされるギタリスト。歌心のあるプレイスタイルも素晴らしい。
ジャズとブルースを共存させたビッグバンド
「吾妻光良&ザ・スウィンギン・バッパーズ」
吾妻光良(V&G)を中心に1979年に結成されたビッグバンド。ホーンセクションを交えたド派手なアンサンブル、ジャンプ・ブルース、スウィング・ジャズを基本にしたサウンドは幅広い層のリスナーに支持されている。エンターテインメント性に富んだライブも必見。
アメリカ音楽と日本の歌心を併せ持ったマルチプレイヤー
「高田漣」
伝説的フォークシンガー高田渡を父に持つ高田連は10代の頃からセッションミュージシャンとして活動を開始。スティールギター、マンドリン、ウクレレなど多彩な楽器を演奏、細野晴臣、ハナレグミなど数多くのアーティストの作品、ライブに参加している。
ルーツ音楽を色濃く反映した音楽性で世界的ブレイク!
出典元:(YouTube:AlabamaShakesVEVO) 2009年にアメリカ・アラバマ州で結成されたアラバマ・シェイクスは、伝統的なブルース・ロック、ファンク、ソウルなどを肉体的に体現するサウンドによって、世界的な支持を集めた。2013年にはグラミー賞・最優秀新人賞を獲得。
インディー・フォークを代表するバンド
出典元:(YouTube:The Lumineers) 2002年にアメリカ・コロラド州で結成。伝統的なフォークロックを軸にしたサウンド、リアルな心情を描いた歌詞で高い評価を獲得。シングル「Ho Hey」のヒットにより、世界的な人気を得た。 長年にわたって親しまれてきたルーツミュージックを受け継ぎ、新しい解釈とセンスとともに表現しているアーティストの音楽は、年齢、好みを問わず、すべてのリスナーの琴線に触れるはず。ここで紹介した楽曲をチェック、そして、「LIVE MAGIC!」に足を運んで、ルーツミュージックの豊かさ、奥深さを体感してみては? 《イベント名》 Peter Barakan's LIVE MAGIC 《会場》 恵比寿ガーデンプレイス 《日時》 2016年10月22日 12:00-21:30 2016年10月23日 12:00-20:00 《チケット》 1日券:12,000円(税込)/ 2日通し券:21,000円(税込) ※チケットぴあ/ローソンチケット/イープラスで販売中
森朋之

音楽ライター/’00年頃からライター活動をスタート。J-POPを中心に幅広いジャンルでインタビュー、執筆を行っている。個人的に好きなジャンルは、ストーンローゼズ、オアシス、プライマルスクリームなどのUKロック。

関連アルバム