やついいちろうによる「今月のチャート トップ10(ヤツコン調べ)」

やついいちろうによる「今月のチャート トップ10(ヤツコン調べ)」
矢島由佳子
矢島由佳子

やついいちろうが選ぶ「今月のチャート トップ10」を、レコメンドコメントとともにお届け。「ヤツコン」とは? やついいちろういわく「再生回数、鼻歌、街で飛び込んできた音楽、ラジオでかかっててたまたま聴いたなど、全やついの音楽体験から総合的に弾き出された独自のチャート」とのことです。

第10位:THE BLUE HEARTS「星をください」

THE BLUE HEARTS最高!! 中学の時に度肝を抜かれた。それからもう30年も聴いてるよ。全く古くならないのは何故なんだろう。いつ聴いても最高。全曲好きだけど「星をください」はだいぶ好き。言葉をちゃんと相手に飲み込ませて響かせる説得力がとんでもない。そして今もザ・クロマニヨンズとしてヒロトさんとマーシーさんは変わらずカッコ良い歌を届けてくれている。いつ聴いても中学生に戻れる。

第9位:スピッツ「スパイダー」

スピッツ最高! この曲最高! 数ある素晴らしい曲の中でも、僕はこの曲が好き。よくDJでもかける。最後のサビのたたみかけのところで<力尽きたときは そのときで笑いとばしてよ>って歌詞が出てくるんだけど、そこから音がフェイドアウトしていって、「あれ? 力尽きちゃってんじゃないの?」って不安になるんだよね。そこまでめちゃくちゃ爽やかな感じだったのに。恋の始まりと終わり。永遠なものはないって気持ちになって心に残ります。

出典元:You Tube(spitzclips)

第8位:ワンダフルボーイズ「夜のベイビー feat. FUNKYMIC」

ワンダフルボーイズ最高! 全ての曲を作っているVocalのサンデーカミデさんは天才だと思っている。それこそ天才バンドもやってるけど。「君が誰かの彼女になりくさっても」という名曲を作ったサンデーさんが作る曲はどの曲も最高だけど、中でもこの曲はめちゃくちゃ良い! 夜のパーティーには天使がいるんだっていう歌。なんだか中島らもさんの名エッセイみたいだ。

第7位:SEVENTEEN AGAiN「ダイヴ」

SEVENTEEN AGAiN最高! この曲を聴くと「わーー!」って大きな声を出して走り出したくなった。そんなことは中学生の頃に初めてパンクを聴いた時以来だった。なんだろう。湧き上がってくる衝動がそのままの姿で音になっている感じ。ここ最近はメンバーチェンジがあったりして大変だったみたいだけど、それが良い方に転んで、最高の新曲も出来上がっていた。それが出る前にまずはこの曲から聴いて欲しい。

出典元:You Tube(KiliKili Villa)

第6位:シャムキャッツ「Lemon」

シャムキャッツ最高! この曲は去年もしかしたら1番聴いた曲かもしれない。「Lemon」がタイトルに入っている曲って大抵良いが、このレモンは本当に何回絞ったかわかんない。何回絞っても酸っぱい爽やかさで満たされる。ジャッケットのライム色の家とこの曲からインスパイアされて「Lemon Lime 100%Girl」というタイトルでコントライブをやったくらい好き。一瞬の幸せを封じ込めてる。

第5位:馬喰町バンド「許して鰐」

馬喰町バンド最高! 音の面白さ。メロディーの人懐っこさ。全てが日本人の僕にはしっくりくる。楽器も自ら作ったオリジナルの楽器だから弾き方を自分で見つけて弾いていると言っていた。だから聞き馴染みがない音が沢山聴こえてくる。なのになんだか懐かしい。不思議な浮遊感。気持ちが良い! 身体が自然に動く。地面から湧き上がってきた音みたいに草の匂いがする。海にプカプカ浮いてるような。馬喰町バンドを聴いてるとそんな気持ちになる。

出典元:You Tube(HOWANIMALMOVE)

第4位:国府達矢「アイのしるし」

国府達矢最高! 15年ぶりのアルバム「ロックブッダ」の一曲。15年という歳月が流れて生まれたアルバムなのに10曲で40分を切るという、その短さに驚く。音の気持ち良さと今まで聴いたことない得体の知れない感じ。そしてギターのフレーズとメロディーと歌詞の乗せ方が癖になる。オリジナリティーで溢れかえっている。「ロックブッダ」は完全に今年の一枚に必ず入るだろうアルバム。中でもこの曲はとても優しい。

第3位:サニーデイ・サービス「セツナ」

サニーデイ・サービス最高! 1995年のデビューからずっと聴いてきたバンド。ライブも何度となく観て来たと思う。そして常に新しく生まれ変わる瞬間を見てきた。一度解散して、再結成してってのはよくある話だが、サニーデイはちゃんと現在進行形の姿でアルバムを発表している。最近のキレキレぶりは凄いが、それも「DANCE TO YOU」という名盤から始まった。「セツナ」はその中の一曲。ライブの激しさ半端ない。メロディーが心の奥にグッと押し込まれる感じ。

出典元 : You Tube(savemyvideo)

第2位:Have a Nice Day!「マーベラス」

ハバナイ最高! 狂ったようにハバナイばかり聴いていた。一回聴いただけで一緒に歌いたくなるメロディーと旗みたいに単純化されたシンボリックな歌詞。誰でも歌わずにはいられないんじゃないかな。リリースの方法からライブのやり方まで、全てにおいて理想主義者で好き過ぎる。現実主義者ばかり勝ってる世の中はつまらない。ハバナイ!こそが風穴を開ける存在になると思う。とてもロマンチックだ。

出典元 : You Tube(VirginBabyonRecords)

第1位:カネコアヤノ「恋しい日々」

カネコアヤノ最高!! 今1番聴いてるアーティスト。良いメロディーと良い歌詞。悪いわけがない。独特な声も聴き流しを許さない強さを感じる。この曲は新譜「祝祭」の2曲目に入っている曲。ちなみに「祝祭」はとんでもない名盤です。今完全にゾーンに入ってると思います。この曲はライブでも一際盛り上がるファンにはお馴染みの一曲。最初ライブで観た時に全く聴いたことがなかったが、この曲がとても気になった。

出典元 : You Tube(カネコアヤノ)




やついいちろうプロフィール

1997年エレキコミック結成。やついいちろうが音楽好き、相方の今立進が漫画好きだったことがコンビ名の由来。音楽好きで友人も多く、お笑い界一音楽業界に顔の広い(?)芸人とも言われている。友人でもある曽我部恵一氏の勧めでDJを始め、2005年「COUNTDOWN JAPAN 05/06」DJブースにてフェスデビュー。以後、夏の「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」、冬の「COUNTDOWN JAPAN」にはゲストDJとして欠かさず出演。SNSやコミュニティ等でも「DJやついを見るために毎年フェスに行ってます!」「ベストアクト」との声も多い。エレキコミックとしての活動と平行し、音楽イベントのDJとしても全国を駆け回っている。2005年には曽我部恵一氏のプロデュース・作曲でエレキコミックとして、オリジナルアルバム「エレベスト」発売。2009年にDJとしてCDデビュー、MIXCD「DJやついいちろう①」をリリース。続く「ATARASHII YATSU!」、「ゴールデン・ヒッツ」、「PLATINUM DISC」、 「YATSUI FESTIVAL!」、「PARTY」、「Tropical Hour!!」、「YATSUI MATOME」と8枚のCDが好評発売中。周遊型エンタテインメントフェス「YATSUI FESTIVAL!」のオーガナイザーを務めており、今年は渋谷エリアを中心に12会場で開催予定。

『YATSUI FESTIVAL! 2018』イベント情報
日程:2018年6月16日(土)、6月17日(日)
時間:OPEN / START 12:30
会場:東京都 渋谷 TSUTAYA O-EAST、TSUTAYA O-WEST、TSUTAYA O-nest、TSUTAYA O-Crest、duo MUSIC EXCHANGE、7th FLOOR、club asia、VUENOS、GLAD、SOUND MUSEUM VISION、HARLEM PLUS、LOFT9 shibuya
チケット料金:1日券 6,800円、2日通し券 12,500円(ドリンク代別)
オフィシャルサイト:http://yatsui-fes.com/


矢島由佳子
矢島由佳子

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