J-POPの秘密を分析する亀田誠治の番組が面白い!

J-POPの秘密を分析する亀田誠治の番組が面白い!
柴那典
柴那典

「あの歌のサビはなぜ泣けるのか?」「あの歌のイントロはなぜ気分がアガるのか?」J-POPの数々の名曲を対象に、そんなヒット曲に込められた音楽のエッセンスを分析する新番組『亀田音楽専門学校』(NHK Eテレ)が「めちゃめちゃ面白い!」と評判を呼んでいる。 10月3日から放送スタート、毎週木曜の午後11時25分から全12回にわたって放送されるこの番組は、音楽プロデューサーの亀田誠治を「校長」をつとめる音楽教養番組。小野文惠アナウンサーを助手に、ゲスト講師にはさまざまな人気アーティストを迎えて、メロディー、コード、リズム、テンポなどさまざまな音楽理論のエッセンスからヒット曲の秘密を分析する番組だ。 10月3日の初回は「おもてなしのイントロ術」と題して、アンジェラ・アキをゲストにJ-POPのイントロの3つのパターンを分析。10日の第2回は、同じくアンジェラ・アキを迎え、「アゲアゲの転調学」と題して転調の効果やテクニックをわかりやすく解説している。椎名林檎、スピッツ、スガシカオ、平井堅など数々の人気アーティストを手がけてきた亀田誠治だけあって、「ある意味、我々の企業秘密なんですけどね」と笑顔で語る言葉にも説得力がある。初回は「手紙~拝啓十五の君へ~」のボツになったイントロ案をアンジェラ・アキ自身が照れながら弾いたり、椎名林檎「ここでキスして」がもともとはイントロ付きの曲だったことを明かすなど、彼が手掛けたヒット曲の裏側も明かされた。ミュージシャンを目指す人はもちろん、リスナーや音楽ファンにとっても興味深いエピソードを知ることができる番組なのだ。 10月17日にはシンガーソングライターの秦基博をゲストに迎え「無敵のヨナ抜き音階」、翌24日には「オトナのコード学」と題された回を放送予定。J-POPの魅力を深く知ることができそうな同番組、これからも要チェックです。関連楽曲には、彼がプロデュースを手掛けた(つまり今後ゲスト出演が期待される)アーティストの楽曲をセレクトしました。

柴那典
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