熱いぶつかり合い! あのバンドの「男祭り」の全貌

熱いぶつかり合い! あのバンドの「男祭り」の全貌
柴那典
柴那典

「こんなに男であることを幸せに感じた夜はねえよ!」 そう叫び、全編汗まみれのステージを繰り広げ、オーディエンスに真っ直ぐに語りかけ、最後には自らのTシャツをビリビリに引き裂くほどの強烈なパフォーマンスを見せる。そんな、ハードコアバンドさながらの熱いステージが繰り広げられるのが、UVERworldによる男性限定ライヴ、通称「男祭り」だ。 彼らの恒例行事ともなっているこのライヴの模様を収録したDVD/Blu-ray「UVERworld KING’S PARADE Zepp DiverCity 2013.02.28」が11月6日にリリースされる。女子禁制でもあり、チケットの争奪戦も年々激しくなっているということで、映像化が望まれる声も多かったこの「男祭り」。実は10-FEETやマキシマムザホルモンとインディー時代に対バンしていたという彼らならではの、骨太なミクスチャーロックの側面が伺えるライヴになっている。 ヴォーカルのTAKUYA∞は映像化に関して、「男祭りは、男同士=兄弟のプライドのぶつかり合い。いつものライブとはまた違ったUVERworldの情熱と闘争心を味わってもらえたら嬉しい」と語っている。拳を突き上げて盛り上がるオーディエンスに「なあ、兄弟!」と呼びかける彼は、まさにオーディエンスの「兄貴」として君臨するカリスマ性の持ち主。普段のライヴは女性ファンが多いだけに、その熱いメッセージがストレートに放たれる、貴重な場になっているのである。 次回の「男祭り」は12月26日、過去最大のキャパとなる日本武道館で行うことが発表されている。Underworldの名曲「Born Slippy」のカバーもバンドアレンジで披露するなど、デビューからブレイクを経てさらに冒険的に進化を続けている彼ら。どんどん面白いバンドになってきている気がします。

柴那典
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