日本にはロックがあるじゃないか2014
みなさま、あけましておめでとうございます。今年も何卒よろしくお願いいたします。今回は新年第一発目ということで、ちょっと風呂敷を広げて「日本の音楽界について考える」的な話を。 といいつつも、2013年もやっぱりアイドルが強かったという話で終わりそう。AKB48をはじめとして、ハロプロの復権、もちろんジャニーズの人気も目立った。それからK-POP勢も、男女ともにシーンを賑わせた。きゃりーの活躍はいうまでもない。 そうなると、「ロックは何をやってるんだ」といういつもの論調になりそうだけど、実は、ロック(パンクなども含んだ広い意味でのロック)はずいぶんとランキングに食い込んでいるのだ。 昨年もっとも目立ったのはマキシマム ザ ホルモンの「予襲復讐」が3週連続1位を獲得したことだろう。年間ランキングでもトップ20に入った。しかもメディアへの露出はほとんどない状態でのことだということも驚きだ。つまり、彼らの音楽を待ち望んでいる人たちが確実にいるということ。そう思ってランキングに目を向けてみると、ONE OK ROCK、BUMP OF CHICKEN、SEKAI NO OWARI、MAN WITH A MISSION、もちろんサカナクションも。とにかくロックバンドの名前は常に目立ったところにあったのだ。 ロックバンドだからかもしれないけど、ランキングのことを声高に言わない。だから、そんなに目立つことはなかったけれども、実は「売れている」のだ。 そのなかで注目は(いまさらですが)、UVERworld。とにかくかっこいい。いや、個人的見解ですが、「かっこよくなった」。もともと持っていたメロディのキャッチーさはそのままに、演奏のタイトさがグンと増して、魅せるロックのクオリティが驚くほどにあがった。気持ちいいし、かっこいいし、それでいて、歌える。この三拍子が揃ったバンドはなかなかいない。 毎年恒例となっている年末武道館、「女祭り」「男祭り」2DAYSも盛況に終わり(写真は当日のもの)、2014年はさらなる活躍を見せてくれることだろう。まずは1月21日、六本木EX THEATERで今年初の生UVERが見られる。ぜひぜひもっともっとロックスターの道を歩んでくれることを願ってやまない。 アイドルも好きですが(実際にいい曲いっぱいあるし)、でも、日本にはロックがあるじゃないか。今年はスターなロックが王道を歩む一年であってほしい。