見慣れた景色も新鮮! 日本がロケ地の洋楽PVまとめ
最近では、カーリー・レイ・ジェプセンが渋谷や鎌倉を軽やかに歩き回る最新PV「Run Away With Me」が話題を呼びましたが、日本で撮影されたPVは、見慣れた景色がちょっと新鮮に映るうえ、なんだかアーティストに対しての親近感もUPしてきませんか? 今回は、新旧の「日本がロケ地の洋楽PV」を7本ご紹介します。
(YouTube : CarlyRaeJepsenVEVO) 冒頭でもご紹介したこちらのPVは、「週末の恋人たち」がイメージのデートムービーのような仕上がりで、素に近いカーリーの表情が魅力。渋谷や新宿に加え、ニューヨークやパリでの撮影映像がミックスされています。日本を舞台にしたソフィア・コッポラの映画『ロスト・イン・トランスレーション』へのオマージュともいえそうな、カラオケの有名チェーン「カラオケ館」でのパーティのシーンも登場。
(YouTube : PLUSVAGUE) 日本がロケ地の洋楽PVは、ライブで来日時に撮影するパターンが多いです。パリ出身のゴキゲンなギター・ロック・バンド、ジャマイカの新曲「Golden Times」のPVは、昨夏サマーソニックで来日の際に撮影されたもので、食事風景、プロモーション活動など、来日時のアーティストのリアルな舞台裏を捉えているので、彼らに帯同しているような感覚を味わえます。ちなみにジャマイカは、9月14日(月)の代官山UNITでのライブのため、間もなく再来日する予定です。
(YouTube : A$AP MOB WORLDWIDE) 5月に発表した2ndアルバム『AT.LONG.LAST.A$AP』で全米1位を獲得したニューヨーク出身の新進気鋭のラッパー、エイサップ・ロッキー。ドリーミーで酩酊感のある&中毒性の高いこの曲のPVが、なぜ歌舞伎町で撮影されたのかといえば、あの街のギラギラ感や電飾も“イッちゃっているから”にほかならず。日本のラッパー、アナーキーがカメオ出演し、ファッション雑誌などでおなじみのジュエリーデザイナーのYOONが恋人役を演じています。
(YouTube : officialcharlixcx) 新宿の「ロボットレストラン」は、どこを撮っても“突き抜けた画“になる面白すぎる唯一無二な空間なので、映像作家たちが見逃すはずがありません。先述のエイサップ・ロッキーほか、ミューズの「Panic Station」、スウェーデンのロックバンド、マンドゥ・ディアオの「Black Saturday」、チャーリーXCX「SuperLove」といった様々なPVの撮影スポットとして大人気に。なお、チャーリーXCXは、昨夏サマーソニック出演の際日本で撮影したPV「Boom Clap (Tokyo Ver.)」も公開しています。
(YouTube : ManicStPreachersVEVO) 今夏のサマーソニックで感動を呼んだマニック・ストリート・プリーチャーズのデビューアルバム(1992年公開)収録曲のPVは、東京、横浜、名古屋などで撮影されたもの。LED発明以前のネオンサインがノスタルジックな光を放っています。20年以上の時を経た現在となっては、行き交う人々の姿や街角の風景など、変わってしまったものと変わらないものが見えてくるという味わい深さも。それにしても当然ながらメンバーが若い! そしてリッチーの姿に涙です。 ラストの2本は、日本で撮影されたPVの代名詞ともいえる傑作として、すっかりおなじみに。 ドローンやHONDAの電動一輪車など最新の技術を活用
(YouTube : OK Go) 築地、渋谷、新橋がロケ地&ロンドン在住の日本人女優が登場
(YouTube : Warner Music Japan) PVというフィルターを通すことで見えてくる日本の姿。その客観的な視点を理解することは日本人にとっても大きな刺激となります。「カラオケ」、「ロボットレストラン」、「ネオン」はいまや定番の日本的モチーフですが、今後、海外の映像作家たちがどんなところに“モダンジャパン”を見出していくのか、楽しみでなりません。