アリアナ・グランデからなら入れる!? クラシック・オペラの魅力

いつも妖艶な佇まいでリスナーを魅了するアリアナ・グランデ。時に艶っぽく、時にキュートな一面を出しては、世界中の紙面やニュースサイトを賑わせる彼女だが、10月23日に発表されるアンドレア・ボチェッリの新作『シネマ ～永遠の愛の物語』では、本格派アーティストであることを再認識させる美しい歌声を披露している。 今回は、イタリアが誇るテノール歌手のカリスマ、アンドレア・ボチェッリとのデュエット。すでに公開された「デボラのテーマ」のMVでは、浅草寺を見下ろす東京で歌うアリアナと、ローマのサンアンジェロ城を歩くボッチェリがクロスして、2人の歌声と愛が世界中に響き渡るようなイメージになっている。

(YouTube: AndreaBocelliVEVO) ボチェッリがイタリア人であることから、ボチェッリ側の舞台がローマなのは納得なのだが、アリアナ側の舞台がなぜ日本なのかは不明。しかし日本のロケ地もローマ同様、醸し出される歴史の深さと遠くに見える現代の町並みが対照的なフォトジェエニックな場所。“新しい音楽の発信地”を表現するものとしては最適だったのかもしれない。いずれにせよ、アリアナの美声が東京で響く映像は日本のファンにとってはうれしい限りだ。 すでに「デボラのテーマ」は、ビルボードをはじめとする多数の音楽ランキングでクラシック部門1位を獲得している。クラシックやオペラに興味がなかった人にとって、アリアナ・グランデから入り、ボッチェリをはじめとする本格クラシックという領域に一歩踏み入れるには最高の楽曲となっている。 なお、アンドレア・ボチェッリは、来年4月28日（木）に6年ぶりの来日を果たすことが決定している。詳細はオフィシャルサイト（http://www.universal-music.co.jp/andrea-bocelli）をチェックしてほしい。 アリアナ・グランデも登場する『シネマ ～永遠の愛の物語』紹介映像

(YouTube:Andrea Bocelli)