GLAYデビュー21周年のアニバーサリーデーに全過去タイトル解禁。いざ約束の場所へ…

  • 邦楽
柴那典

デビュー20周年のアニバーサリーイヤーを駆け抜けてきたGLAYが、いよいよその締めくくりとなる大舞台に立つ。

21周年目のデビュー記念日でもある5月25日にリリースしたシングル「HEROES/微熱(A)girlサマー/つづれ織り~so far and yet so close~」。それにあわせて、KKBOXでもこのタイミングで過去の全タイトルが解禁された。

そして5月30日、31日には東京ドーム公演「20th Anniversary Final GLAY in TOKYO DOME 2015 Miracle Music Hunt Forever」が開催される。こちらのチケットは即完売し、2日間で約11万人を動員予定。彼らにとって今回が10年ぶりの東京ドーム公演となる。

東京ドームとはGLAYにとって「約束」の場所でもある。2005年に行われた「GLAY DOME TOUR 2005”WHITE ROAD” in TOKYO DOME」の公演で、TERUは最後に「10年後、このステージにジャケットを絶対に取りにくるから」という言葉を残し、衣装の白いジャケットをマイクスタンドにかけてステージを後にした。今回の公演は、まさにそこから10年後の開催となるわけだ。

そして、なぜ彼らがシーンのトップを走り続けているか? という問いの答えになるキーワードも、やはり「約束」なのである。実は今回の東京ドーム公演は、2012年の夏に大阪・長居スタジアムにて行われたワンマンライブの時に発表されたもの。ドーム公演だけでなく、“7 BIG SURPRISES”として、シングルやアルバムのリリース、全国ツアー、海外ツアー、地元・函館での野外ライブ、東北での「GLAY EXPO」の開催など、その後のバンドの様々な活動予定がその時ファンに告げられた。そして、2013年から2014年にかけて、それらが一つ一つ実現していったのである。

TERUはステージ上で「僕たちはここで宣言します。僕たちはこれからもずっとずっと約束を守るバンドとして活動していきます。絶対に解散はしません!」と告げている。そして、5月の東京ドーム公演が発表された際にもTERUは「みんなで掲げた、あの日の約束が叶う瞬間を、是非一緒に過ごしましょう!」とコメントしている。

つまり、ファンやリスナーと物語を共有し、一つ一つそれを叶えてきたことが今のGLAYの魅力につながっているのである。昨年リリースされたアルバム『MUSIC LIFE』の表題曲は、「真夜中のスタジオJCかMarshallを取り合ってた」「夢に見た契約がやっと取れそうだと喜び合ったな」と、函館のアマチュアバンドだった時代を振り返り「諦めんなよ」と歌う曲。熱い思いが込められている。

「HOWEVER」「Winter, Again」「誘惑」など数々のヒット曲を生んだ、日本のロックシーンを代表するモンスターバンド。今再びシーンの前線に立つ彼らの歩みを、改めて振り返ってみてはどうだろう。
柴那典

ライター/編集者。1976年生。 音楽に軸足を置きながら、いろんなことを書いています。 主な掲載先:『ナタリー』『nexus』『CINRA』『MUSICA』『marquee』『papyrus』などなど。 http://shiba710.blog34.fc2.com/ twitter:shiba710

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