パイロットからストリップまで! ロッカーの意外な副業

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西廣智一

スティーヴン・タイラーのソロ活動本格化を前にバンドとしての活動が停滞気味のエアロスミスだが、ドラマーのジョーイ・クレイマーがロックンロールをテーマにしたコーヒーショップ「Joey Kramer's Rockin' & Roastin' Cafe」を、4月にオープンさせることで話題を集めている。マサチューセッツ州ノース・アトルボロにて開店予定のこのコーヒーショップは、ジョーイのドラムセットやエアロスミス関連グッズが展示された店内でオーガニックコーヒーを味わえるというもの。バンド活動休止中のちょっとした副業として、どの程度繁盛するのか気になるところだ。

(YouTube: Rockin' Roastin') ロックアーティストのサイドビジネスは、決して今に始まったことではない。それぞれが自身の個性や特技を生かし、その人ならではの副業で音楽活動以上の成功を収めている者もいる。同じエアロスミスのジョー・ペリーは4年ほど前に、「Boneyard Brew」と名付けたホットソースを自身のオフィシャルサイトで販売。ラベルにはギターを抱えたジョーのイラストがプリントされており、辛いものが苦手な人にもファンアイテムとしては貴重な一品かもしれない。 飲食系ではこのほかにも、キッスのポール・スタンレーとジーン・シモンズが「Rock & Brews」というレストランチェーンを、アメリカ全土に12店舗展開。グッズ展開含め商売上手なイメージのあるキッスの面々だが、まさか飲食店にまで手を伸ばしていたとは。日本ではあまり知られていない事実だが、ぜひアメリカを訪れた際にはキッスのライブとあわせて楽しんでみたい。

(YouTube: MouseSteps / JWL Media) ロック界の副業番長といえばアイアン・メイデンのフロントマン、ブルース・ディッキンソンを忘れてはならない。彼は子供の頃からの夢であるパイロットとして活躍。イギリスのアストライオス航空でボーイング757のパイロットとしてフライトするほか、バンドのワールドツアーもチャーター機を操縦して世界各国を飛び回っている。さらにファンサービスとして、コンサート会場への送迎も行っているとのこと。ここまでくると副業の域を超えている気もするが……。

(YouTube: Iron Maiden) そんな中、パブリックイメージにピッタリなサイドビジネスを展開するロックミュージシャンもいる。モトリー・クルーのヴィンス・ニールはクラブやタトゥーショップに加え、バンドの代表曲にちなんだストリップクラブ「Vince Neil’s Girls, Girls, Girls」も経営。バンドは活動停止したものの、今後は「夜の世界」でも本領を発揮してくれそうだ。 最後に、これを副業と呼んでしまっていいのか難しいが……レッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリーが昨年、養蜂にハマッていることが明らかになり、その本気ぶりに多くのファンが驚いたことだろう。ちなみにこちらは慈善事業の一環とのこと。趣味が高じてこうなったようだが、そのセンスはホンモノだと思うので、こちらも今後の動向に注目だ。 (Instagram:@sllollaryee)

西廣智一

音楽系ライター。2006年よりライターとしての活動を開始し、「ナタリー」の立ち上げに参加する。2014年12月からフリーランスとなり、WEBや雑誌でインタビューやコラム、ディスクレビューを執筆。乃木坂46からオジー・オズボーンまで、インタビューしたアーティストは多岐にわたる。

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