お酒を飲みながら聴きたいオトナなジブリソング

お酒を飲みながら聴きたいオトナなジブリソング
井関さやか
井関さやか

今年の夏、「思い出のマーニー」の公開を記念して再放送された「もののけ姫」が、25%を超える高視聴率を記録し話題になった。10年、20年経っても多くの人に愛され続けるジブリ作品はやはり、子供たちはもちろん、大人にとってもなくてはならない映画である。 今年で三十路になった私は幼少時代は「となりのトトロ」や「魔女の宅急便」、「ナウシカ」、思春期には「もののけ姫」や「耳をすませば」で育った。兄弟愛の素晴しさや、自然と一緒に生きるということの重大さ、恋とはなんなのか。。。何気なく観ていた作品たちを通して、たくさんのことを教えてもらっていたような気がする。音楽の授業の時間、みんなで歌ったジブリソングもまた、私の中に残っている大切な記憶の一部である。中でも学校の帰り道、友達と一緒に何度も歌った「さんぽ」や「君をのせて」は今でも完璧に歌うことができる。 先日「トトロ」を久しぶりに観る機会があった。台詞をそのまま言えてしまうくらい何度も何度も観てきた作品だが、なんだかサツキやメイに対する自分の捉え方が変わっていることにふと気づいた。頼りなさそうで懐の深いお父さんや、ずっと病院にいて子供達に会えないお母さんの方に感情移入してしまっている自分がいたのだ。「そうか、私も大人になったのか(笑)」10年以上の時が経って、また違った目線でジブリを楽しめることを知り、また改めて観直してみたくなった。 私と同じようにジブリ作品で育ったサラリーマン、OLの方々、子供を持つお父さんやお母さんにオススメなのが、こちらの「ジブリ・ジャズ」。軽快なドラムにとテンポのいいピアノライン載せた懐かしいメロディー。大人っぽくて雰囲気のあるサウンドによって蘇るジブリの名曲たちを、ぜひお酒を飲みながらゆっくりと聴いてほしい。

井関さやか
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