長門芳郎が100年後に残したい音楽:897Selectors#30
プレイリスト - 9 曲 |

長門芳郎が100年後に残したい音楽:897Selectors#30

2016-12-28
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第30回目の「KKBOX presents 897Selector」に登場するのは、伝説のレコードショップ“パイドパイパーハウス”の店主として洋邦問わず音楽シーンを見守り続けてきた長門芳郎さん。当時の貴重なお話は勿論、先日発売された回顧録やタワレコ渋谷店の限定復活ショップなど交え、長門さんならではの選曲をして頂きました。

『KKBOX presents 897 Selectors』毎週日曜日. 20:00~21:00 on InterFM897

<TALK MEMO>
M1. Venus / Frankie Avalon
1959年にアメリカでリリース。その数年後に5歳上の兄が日本盤をレコードで買ったそうで、小学生だった長門さんはこっそりとそのレコードを聴いていたとのこと。

M2. Do You Believe In Magic / The Lovin' Spoonful
FENで聴いて衝撃を受け、ファンクラブに入ったり、高校生の頃にバンドでカバー、そして後にJohn Sebastianと交流を持つなど、長門さんの人生を変えたと言っても過言ではない曲。リリース日が自身の誕生日の7月8日だったことも後に知り、縁を感じたとのこと。

M3. DOWN TOWN / SUGAR BABE
長崎で音楽祭を主宰した時に、はっぴいえんどを招聘した長門さん。その後、東京に呼び戻され四谷の音楽喫茶ディスクチャートを手伝うことに。その期間は半年間と短かったが、その間に結成前のシュガーベイブのメンバーと出会い、シュガーベイブ結成のきっかけとなる。長門さんの最新著書では結成エピソードや、バンド名の由来などが載っているので是非チェックして欲しい。

M4. 北京ダック / 細野晴臣
シュガーベイブと同時にティン・パン・アレーの前進バンド"キャラメル・ママ"の2つのマネジメントを掛け持ちしていた長門さん。あまりの忙しさに苦渋の末、シュガーベイブを離れティン・パン・アレイに専念することになる。細野さんとはそれ以来の長い付き合い。この曲が収録されている名盤『トロピカル・ダンディー』の制作時は二人ともまだ20代だったとのこと!

M5. マジカル・コネクション / Pizzicato Five
1977年にマネジメント業から一歩引いて伝説のレコードショップ「PIED PIPER HOUSE」を開くことに。マネジメント業を退いたことについて「2度とマネージャーはやらない。自分には向いていない。」と語る長門さんだがPizzicato Fiveと出会った瞬間、シュガーベイブ以来ビビッときたそうで、彼らのマネージメントを務めることになったそう。

M6. Such A Night / Dr. John
「PIED PIPER HOUSE」を開いたことについて長門さんは「レコード店を一番やりたかった。小学校からレコード店に通うのが楽しくて、それが原点。レコード店で死ねたら本望。」と語る。店舗業の傍ら海外アーティストの招聘も行っていた長門さん。良い海外アーティストをみんなに聴いて欲しい、観て欲しいという想いで招聘しているそうで、Dr.Johnは「パイドパイパーハウス開店10周年記念」として呼んだ思い出深いアーティスト。

M7. Jump ! / Van Dyke Parks
1988年に招聘したのがこちらのアーティスト。かねてから注目しており、細野さんにも「Van Dyke Parksを呼んだら是非ベースを弾いて欲しい」と話していたとのことで、来日が実現した時に、すぐさま細野さんの基にオファーをしに行ったそう。細野さんは快諾したが、「あんなにベースを練習したことがない。」と後に語るほど大量の楽譜が届いたそう。さらに、来日した際に10曲ほど楽譜が増えたそうで、指のマメが潰れている細野さんに何とかお願いをしたという2人の関係性が分かるエピソードを語った。

M8. It's Gonna Take A Miracle / Laura Nyro & LaBelle
1989年にパイドパイパーハウスが閉店した際に、グローブ座を10日間おさえたそうで、本当はその時にLaura Nyroを招聘したかったそう。その時は叶わなかったが、5年後の1994年に念願の来日公演が実現した。長門さんの回想録では「Laura Nyroとの9日間」という章があり、感動的であり、最後は切ない内容となっているので、こちらも是非読んで頂きたいです。

〜100年後も誰かの心に残っていて欲しい曲〜
M9. Travessia / Milton Nascimento
「ブラジルの声」の異名を持つMPBの代表的アーティスト。パイドパイパーハウスでもブラジルの作品を多く取り扱っていたそう。Milton Nascimentoも大好きでライブも観に行っていたりしたとのこと。

M10. Smile / Robert Downey Jr.
スタンダード・ナンバー"Smile"が大好きと語る長門さん。数多くのアーティストにカバーされているこの曲のプレイリストを作っているそうで、20年前から「葬式の時にはSmileをかけてくれ。」と妻や友人に頼むほど。そのためか、誰かがこの曲をカバーすると友人から音源が送られてくるとのこと。放送でお届けしたのはアイアンマンでもお馴染みの名優ロバート・ダウニーJrのバージョン。

〜現在の長門さん・・・〜
M11. Altogether Alone / Hirth Martinez
トークの中にも出てた伝説のレコードショップ「PIED PIPER HOUSE」が現在、渋谷TOWER RECORDS 5Fに期間限定で、復活しています!トークショウなどイベントも開催されているとのこと。詳しくはタワーレコード渋谷店のHPをチェックして下さい。

最後にお届けしたのは、Hirth Martinez。1970年代に曲を聴いてファンになり、当時のティン・パン・アレイも大きな影響を受けたとのこと。その後、アルバム制作や来日公演などで関わるようになり、長門さんの大切な友人だったとのこと。昨年10月に惜しまれながらも亡くなったが、長門さんは番組の最後に彼の曲をピックアップした。

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    最終更新

    2016-12-28