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同作は、EDMシーンでスターを目指す主人公コールが、心に傷を負ってしまったスターDJ・ジェームスに師事するのをきっかけに、成功への階段を昇っていく物語。成長していくことで生まれる地元の仲間達との溝、師匠の恋人へ恋心を抱いてしまったことによる師弟関係の変化、少年漫画さながらの王道映画に仕上がっている。
DJ映画と言えば、初エッチを体験したいお馬鹿な高校生2人がイビサ島を舞台に丁々発止のやり取りを繰り広げる『イビサボーイズ GO DJ!』や、聴力を失ったDJフランキーの転落と再生の物語を描いた『フランキー・ワイルドの素晴らしき世界』などがあり、それぞれ、ビッグ・クラブの隆盛、エレクトロ・ムーヴメントの勃興と、ダンス文化が盛り上がりを見せたタイミングで発表。本作も本国アメリカでは、2015年というEDMがピークを迎えた年に公開されている。
『イビサ~』がコメディ、『フランキー~』が聴力を失ったDJの再生を描いているのに対し、『WE ARE~』は非常にストレートなサクセス・ストーリーと青春群像劇をミックスしている他、DJ/トラックメーカーの制作部分にもフィーチャーしており、彼らがカルチャーに対して真摯に向き合っているのがわかる。そして、EDMのブレイクが「成功」の大きな象徴として、アメリカでも認知されたことが窺えるだろう。
さて、『フランキー~』にピート・トンやティエストらが出演したように、本作でもスウェーデンの貴公子アレッソ、オランダのニッキー・ロメロ、そしてディプロ率いるマッド・ディセントの懐刀、ディロン・フランシスなどのスーパースターDJたちが映画に彩りを添えている他、YouTube上ではメイキング映像が公開されている。
ちなみに『WE ARE YOUR FRIENDS』は、エレクトロ・ムーヴメントの時に活躍していたジャスティスとシミアンによる、同名のマッシュアップ・トラックが元ネタであり、ここからも映画がダンス・ミュージックをリスペクトしていることがよく分かる。是非チェックしてもらいたい作品だ。
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最終更新
2016-08-30