榎本善晃(シブヤ大学)が100年後に残したい音楽:897Selectors#34

榎本善晃(シブヤ大学)が100年後に残したい音楽:897Selectors#34

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897 Selectors
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プレイリスト紹介

第34回目の「KKBOX presents 897Selectors」にはまちの市民大学「シブヤ大学」の事務局長や、まちの音楽祭「渋谷ズンチャカ!」のプロジェクト・ファシリテーションなど、独自にエンターテインメントを生み出している榎本善晃さん。1時間たっぷりとミュージックヒストリーを語って頂きました。

<TALK MEMO>
M1: ながれもの / The Blue Hearts
中学生の頃、よく聴いていたというブルーハーツ。友達がブルーハーツの曲を入れたテープを作ってくれて、兄のおさがりのWALKMANで聴いていたとのこと。このエピソードに対して同世代のDJ野村雅夫も全く同じ経験をしていたそう。ブルーハーツについて榎本さんは「今聴くと、曲によっては歌詞がストレートすぎて説教くさすぎる。でもそれが良い。こういう風に生きていきたい。」と語った。

M2: Sugerhigh / Coyote Shivers
レコード屋が舞台のB級青春映画「エンパイア・レコード」のラストシーンで歌われている曲。買収されそうになったレコード屋が、結局買収されずに済み、そこでライブをするというシーン。本当はバンドのボーカルをやりたいけど躊躇している女の子がコーラスとして参加していたら、ボーカルから「お前が歌えよ」とマイクを渡されるシーンがお気に入りとのこと。

M3: 恋の極楽特急 / 小島麻由美
95年リリース。当時ちょうどMacintoshが普及してPhotoshopやIllustratorなどが浸透し始めた時代で、18歳だった榎本さんは友人宅でイベントのパンフレットやらフライヤーを作り倒していたそう。その時に、この曲とHi-STANDARD「SATURDAY NIGHT」、ホフディラン「サガラミドリさん」の3曲を何故か延々とリピートして聴いていたとのこと。笑

〜20代前半の日々〜
M4: Lady Is A Tramp / The Photos
高校時代、世代的にレッチリやニルヴァーナなどを聴いていた榎本さん。大学進学後、周りの友人が音楽にとても詳しく、色々なジャンルの音楽を知ったとのこと。この曲もそのうちの1曲。近年、Lady GagaとTony Bennettがカバーしている音源を聴いて、初めて「Lady Is A Tramp」がミュージカルのナンバーだと知ったそう。このことについて榎本さんは「ちょうど僕達の世代から、ある意味インターネット的に情報を知るようになり、知っている音楽の時代考証がバラバラになっている。でもそれが面白い。90年代半ば、サブカルチャーの存在が大きくなり、やがてネットの普及でサブカルチャーとメインカルチャーの区別が無くなった。」と語った。

M5: Another Girl / The Queers
学生時代、パンクが好きで革ジャンを着て仲間と集まって聴いていたと話す榎本さん。その一方で、周りはパラパラを踊っていたりと色々な文化が入り混じっていて面白い時代だっととのこと。

〜現在の榎本さん〜
M6: Exactly Like You / Baron & Jordon
M7: Youth Together / Forevers
日本人とカナダ人によるユニットBaron&Jordan。榎本さんの奥さんが代々木八幡で開いているワインバーにBaronさんは良く出ているそう。またJordanさんはご近所さんとのこと。

多彩な活動をしている榎本さんは、バーのお客さんたちとバンド活動もしているそうで、月に1回、好きな時に自由なメンバーで練習しているとのこと。Forevers「Youth Together」はその練習で演奏している曲の一つ。

〜100年後も誰かの心に残っていて欲しい曲〜
M8: Blitzkrieg Bop / Ramones
初めてバンドをやるならこの曲!」とオススメする榎本さん。自分もそうだったし、意外と周囲の人で同じ経験をしている人が多いとのこと。100年後も残したい理由として「今は、経済などが右肩上がりの時代ではなく、色々なものが足りている時代で正解がない。逆に言えば正解がたくさんある。そういう時は試しにやってみるのが良い。この曲は試しにやってみるには最適。漫画のBECKでも同じようなことが書いてあったし、拙くてもいいから一度トライしてみることが大切。」と語った。

M9: Nobody's Hero / Stiff Little Fingers
「お前はお前でいいじゃん」と歌っている曲。「お手本も大事だけど、もっと空気を読まずにチャレンジしてみることが大事」と榎本さんは語った。

〜シブヤ大学・渋谷ズンチャカ!〜
M10: 上を向いて歩こう / 忌野清志郎、仲井戸麗市
シブヤ大学での活動に関して榎本さんは「価値観の違う人とフラットに出会えるのが素晴らしい。色々な考え方があると知らされることが楽しいし、とても有意義。」と話す。まちが舞台の参加型音楽フェスティバル"渋谷ズンチャカ!"に関しても「音楽に詳しくなくても、楽器が弾けなくてもみんなが音楽できる楽しいイベント。」と紹介。最後に、渋谷ズンチャカ!のファイナルセッションで演奏する曲を選んだ。