楽曲

かえらなかった時計屋さん

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作詞:小橋洋司     作曲:かまやつひろし



町のはずれの時計屋さんは
とってもやさしいおじいさん
町一番の働き者で
朝から晩まで時計の修理
ついでにおもちゃもなおしてくれる

パパがぼくらに教えてくれた
おじいさん むかしは強くって
高いビルでもひとっ飛び
正義の味方だったのさ
だけど今ではノラ犬と
かけっこしても負けちゃうよ

ある朝 大きなロボットが
おじいさん探しにやってきて
むかしの勝負をつけようと
お店の中で大暴れ
おじいさん ペコペコあやまった

とくいになった大きなロボット
なかまをいっぱい呼んできて
わがもの顔で大騒ぎ
おまわりさんも手が出ない
町のみんなの大ピンチ
そこへおじいさん飛び出した

納屋から小さなカバンを出して
メガネをはずしてマントをつけて
悪いロボットやっつけた
最後に大きなロボットと
一対一の大決闘だ

おじいさん 力をふり絞り
あいての胸にしがみつき
そのまま遠くへ飛んでって
2度と帰ってこなかった
町に平和は戻ったけれど
ぼくらのおもちゃは壊れたままさ