楽曲

あの日 僕は咄嗟に嘘をついた

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作詞:秋元康     作曲:三輪智也



あの日 僕は咄嗟に嘘をついたんだ
どんな嘘か今は覚えていない

それは大人になっても心のどこかに
苦い液を滲ませているようだ

やさしさを勘違いして
本当の気持ちを捨てた
遠くで九月の蝉が鳴いた

もしもやり直せるなら
どこまで巻き戻そうか
君と初めて出逢った日
それとも好きになった日
たった一つの秘密
作ってしまっただけで
君と僕は違う空を見ている

だけど その眼差しはちゃんと覚えてる
他のことは全部忘れてるのに…

まるでカメラのシャッター
切ったかのように
僕の嘘が時間を止めたんだろう

不確かな愛のせいで
傷つけることを怖れた
思いは夕立みたいだった

なぜかこれでよかったと
今では思えてしまう
だって 心の片隅に
こんな痛みがあるから
もしも正直だったら
痛みも何もないまま
僕はもっとズルい人になってた

もしもやり直せるなら
どこまで巻き戻そうか
君と初めて出逢った日
それとも好きになった日
たった一つの秘密
作ってしまっただけで
君と僕は違う空を見ている

収録アルバム

透明な色
透明な色
2015/01/07

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