作詞:Neru 作曲:Neru
愛されたいと望めば 愛されたいと願えば あの舞台に立てるかな
辺りを見渡す限り 皆着ぐるみを着てる 此処じゃそれが常識
人に生まれて 人に育って 人を営む 努力しました
それでも僕は 君になれずに 背伸び 背伸び 背伸び
この人生が 僕の物なら どうして僕は 主役じゃないの
いつもそうだ いつもそうだ 僕の出番は無い
こんな僕等がお互い蹴落としてまで掴んだ物は何ですか
僕は 僕を愛してあげたい
こんなことなら生まれてこなけりゃって全部嫌になってくけれど
絶えず 脈打つこれは何だろう 何だろう
糸と糸縫い合わせ 煩わしい自分のこと 忘れようと試みた
一つ嘘吐きゃ その味占めて 二つ言わなきゃ 気が済まなくて
後戻りなど 出来やしなくて 背伸び 背伸び 背伸び
子供の頃に 夢中で観てた 赤いマントの 正義の味方
いつの日でも いつの日でも 嘘は言わなかった
こんな僕等がお互いの顔すらも不可視な幽霊船に乗り
明日も 操縦席奪い合う
こんなことなら生まれてこなけりゃって全部嫌になってくけれど
頬を 横切るこれは何だろう 何だろう
閉ざされたその幕を引けば 照明も小道具もないが
これでいい これがいい これは これが 僕の舞台だ
空っぽで何も無い僕の 毎日を歌いましょう
ありのままの 僕を書いた ろくでなし劇場
こんな僕等がお互いの手を引いて集った終着点こそが
まさに この暗闇なんだろう
こんなことなら生まれてこなけりゃって全部嫌になってくけれど
彼も 彼女もまたそうだろう
こんな僕等がお互いの声を聴き歌った歪な愛の唄
僕等 孤独には勝てないと
どうせ僕等はこの瞬間さえもまた虚勢の登場人物で
誰も 見ちゃくれない舞台で 今日も