ふともものうた

作詞:城太郎    作曲:城太郎

仕事のあと君の家で
君が作った料理のあとで
頬杖をついて横になってた

テレビでは人口が約70億人と伝えてる
そんな風には思えないほど静か

僕は何気なく
ソファから垂れるふとももを見ていた
白くてふわふわしてて
小さな痣がひとつだけあるんだ

どんなことで笑い
何に傷ついてきたの
どんな道を歩き
どんな人に触られたの
何も言わないふとももの外側を
黙ってぼんやり眺めていた

シャワーどうするって君が言う
久しぶりに一緒に入ろうと言ってみる
世界の果てで裸になる ぼくら

肌に触れるとなんだかね
涙がこぼれてきそうだ
君の歴史の果てに今こうしてるなんてさ

名前を呼び合うことさえ
なかった人たちが何十億人もいるのにね
代わりなんていない
ひと種類しかいない生きもの

何に傷ついてきたの
どんな服を着て
どんな人に手を振ったの
何も言わない二の腕の水滴を
黙ってぼんやり眺めていた

どんなことで笑い
何に傷ついてきたの
どんな人に出会い
どんな顔を見せたの
何も言わない無表情な僕のこと
黙ってぼんやり君が見てる
そんな君をぼんやり眺めていた