作詞:荘野ジュリ 作曲:Jin Nakamur
ふたりでいてもひとりきり
彼女の匂い つけた肌
抱き締められるたび苦しい
嫉妬に押すつぶされそうな
夜はゆっくり錆びていく
思いは人知れず軋んでいく
心の鍵を 開けたままで
いつでも待っているのに
どうしてなの どうして私じゃないの
ねぇ 教えて
愛しても 愛しても 愛し尽くせない 届かない
その腕に その胸に 抱かれていても どこか遠い
果てしなく 揺ぎなく 続くぬくもりではなくても
今日だけは 今だけは あなたが欲しいよ
暮れかけた空のむこうに
あなたの帰る場所がある
離れたくないとは言えない
一吹きで消えそうな愛 守り続けた てのひらを
あなたが知ることはないのでしょう
追い続けても 近づけない 時間はただ過ぎていく
違う未来 歩く前に振り向いて
私を見て
合いたくて 合いたくて 夢の中で あなた探すよ
いつだって 目覚めれば 部屋の隅で 途方に暮れる
こらえても こらえても あふれてしまう 想いは今
一粒の 涙になり この頬を流れる
溺れることはわかっていた
それでもそばにいたかった
どうしてなの どうして私じゃないの
ねぇ 教えて
降り積もる切なさは 雪のように溶けてはくれずに
この時を この恋を 包み込み 凍えさせていく
願うのは ひとつだけ もう一度 途切れた絆を
繋ぎたい 結びたい 心が欲しいよ
いつでもどれだけ
愛しても 愛し尽くせない 届かない
その腕に その胸に 抱かれていても どこか遠い
果てしなく 揺るぎなく 続くぬくもりではなくても
もう少し あと少し あなたが欲しいよ