命の産声はこの場所で始まった
熱り結ばれて動き出した歯車
ひと筋の涙が 夜空の雫になる
灯火なぞる指 所縁を求めて流れ
巡り合えたその時に 終の事も見え隠れ
千の夜に取り縋る 儚さを忘れ合えるから
貴女の元へ届くように 声を繋いで僕らは歌う
愛が途絶えてしまう前に 願い叶える光を刻む
時のはざまに
記憶のやまびこよ 海渡り咲く花も
宙(そら)を翔ける鳥も 暁に消えてゆく
温もり留めたい 時は戻らないけど
鎮(とこしなえ)に響く 奇跡を宿して眠る
ふたり今はそばにいて 淡い夢を語り合う
例えそれが幻に紛れても 生まれ変わるなら
明く昂ぶる命になれ 心併せて僕らは歌う
遥か昔に預言された 物語でも結びを解いて
新な時を
過去が今を決めるとも 揺らぎ彷徨い生き抜こう
星を望む梢にも限りなく 夢は実るから
あなたの元へ届くように 声を重ねて僕らは歌う
愛が途絶えてしまう前に 衛り讃える光を刻む
時のはざまに
遥か未来のその彼方へ ここで始まり僕らは向かう
あなたに届け命の歌 夢の終わりが訪れても
僕らの喜びは生まれ来る あなたの幸せだから