川舟哀歌

作詞:たかたかし    作曲:岡千秋

川面を渡る 身を切る風に
骨をきしませ 漂う舟よ
日がな一日 この川を
上り下りの 時代(むかし)もあった

子供が遊ぶ 元気な声も
蝉の声さえ 聴かれぬままに
時はうつろい 変わりゆく
川や町並み 心のうちも

忘れ去られた舟よ もの言わぬ舟よ
秋風に吹かれて 何をひとり見つめる

岸辺にゆれる真菰(まこも)の葦に
寄せるさざ波 夕日が染める
川は流れる 人の世を
哀れさみしき かえらぬ夢よ

水に漂う舟よ もの言わぬ舟よ
在りし日の歌でも 風に聴いているのか…
在りし日の歌でも 風に聴いているのか…