楽曲

紫月夜

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闇に埋もれ幾年ずっと…
相生の松望めばきっと…
恋路を駈ける疑わず信を致す
今結び待つ
斑雪解け色匂えど
散ると知りては痛ましくて
嘆き繰り返し…想ふほど
募る其れは術無しの恋情
暗し帳の影に抱かれて
隠れ乍ら手を重ね告げた
「今夜だけは一刻の愛を嗚呼…君だけに…」
紫の月が煌いて 二人溶かしていく
禁じられている事と知りても…
月光はその禁色さえも隠してしまうから
終夜…夜が明けるまで
そう接吻を

届かない程求めてしまう
焦燥に舞う枯葉はずっと
恋路に積もる
畳なわり日々を隠す盲目の彼方
「花の散るらむ季節がずっと
続くのは嫌」と泣きじゃれど
夜に渦巻いた其の言葉
叶う事は無いと知りてなお
寂し瞳の奥に隠れた
燃ゆるこゝろ情は艶やかで
「今夜どけは一刻の愛を嗚呼…君だけに…」
紫の月が煌めいて 恋は流れていく
禁じられている事と知りても
月光はこの穢れでさえも隠してしまうから
終夜…夜が明けるまで
そう…接吻を

紫の月が煌めいて 二人溶かしていく
禁じられている事と知りても
月光はその禁色さえも隠してしまうから
終夜…夜が明けるまで
そう 接吻を
今だけは…今夜だけは…
そう 接吻を